トウモロコシが美味しい季節になりましたね。実の部分を食べるトウモロコシですが、実は芯の部分からは美味しい出汁がとれますし、ひげには利尿作用などの薬効が期待されています。
ベジ活アドバイザーの筆者が、トウモロコシの全てを使いきる調理法をご紹介します。
■トウモロコシの全てを使いきる調理法
ひげを活用!コーン茶
トウモロコシのひげには、利尿作用や身体に溜まった余分な水分を排出する働きがあると考えられています。
乾燥させたトウモロコシの実と炒ったひげにお湯を注げば、トウモロコシの甘みがほんのり残るコーン茶の完成です。普段捨ててしまう部分を有効活用したお茶を、よかったらお試しください。
材料(つくりやすい分量)
・トウモロコシの実 適宜
・トウモロコシのひげ 適宜
・お湯 適宜
作り方
(1)トウモロコシの実は乾燥させておきます。ひげはフライパンで炒っておきます。
(2)(1)をポットに入れ、お湯を注ぎ数分蒸らしたら完成です。
トウモロコシを丸ごと活用!ベジブロス
野菜の皮やへた、わたの部分など、多くの人が捨ててしまう部分を水で煮詰めて出汁として活用するのが「ベジブロス」です。ここ数年で話題になっていますよね。
一般的によく使うのがニンジンのヘタやタマネギやジャガイモの皮、カボチャのわたです。それにプラスして欲しいのが、トウモロコシです。
トウモロコシの皮や芯、ひげの部分を入れて煮詰めると、やさしい甘みと旨味が出汁に加わり、とても美味しくなります。時間がある時に作ってみてはいかがでしょうか。
芯を有効活用して旨味倍増
そのまま茹でて食べても美味しいですが、トウモロコシの実をそいで炊き込みご飯にしたり、フレッシュスープにしても美味しいです。実をそいでつくる料理に、加えて欲しいのがトウモロコシの「芯」です。
芯からはトウモロコシの美味しい出汁がでるので、実と一緒に使いましょう。炊き込みご飯なら炊飯器に芯を入れ、スープなら鍋にぶつ切りにした芯を入れるだけです。旨味と出汁が加わり、料理をワンランクアップさせてくれますよ。
いかがでしたか? 捨てるところがないトウモロコシ。時間がある時にでも試してみてくださいね。
(ベジ活アドバイザー 生井理恵
「食べてキレイになる料理教室」主宰。食べて美人になるレシピには定評があり、企業へのレシピ提供・商品監修を多数手掛ける他、講演やセミナーも精力的にこなす。著書に「ママとキッズの楽しいベジ活」がある。)
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