2015年05月13日
「朝牛乳」でヤセ体質!? 夜グッスリのために摂りたい食品2つ
睡眠と食欲には深い関わりがあり、「睡眠時間が短いと肥満になりやすい」ということがわかっています。睡眠のリズムは、体内時計によってコントロールされているのですが、体内時計のリズムを正して質の良い睡眠をとるには、朝食がカギ! 夜ぐっすり眠るために朝に摂るべき食べ物を2つご紹介します。
■睡眠不足は太る!?
睡眠時間が短くなると、食欲に関するホルモンのバランスが崩れ、「レプチン(食欲抑制ホルモン)」の分泌が低くなり、「グレリン(食欲増進ホルモン)」の分泌が増えて肥満につながりやすいと考えられています。特に、睡眠時間が短いほど、甘いものや塩味の濃いもの、炭水化物が食べたくなる傾向にあるそうですから要注意! また、体内時計のリセットがスムーズでないと、少しずつ体内時計がずれて、糖や脂質の代謝異常を引き起こしやすい太りやすい体質になってしまうそうですから、朝のリセットもダイエットには大切です。
■ぐっすり眠るために!朝摂りたい食べ物2つ
(1)乳製品
昔から「ホットミルクを飲むとよく眠れる」と言われていますが、実は夜ではなく“朝”飲むのが効果的なのだそう! 牛乳に含まれるアミノ酸「L-トリプトファン」は、メラトニンの材料なのですが、寝る前にカップ1杯飲んだ程度では量が足りず、効果は望めないそうです。しかし朝食に乳製品を摂ることを習慣にすると睡眠の質を改善する可能性があるそうですから、睡眠のために乳製品を摂るのであれば「朝」摂りましょう!
(2)炭水化物(ブドウ糖)
体内時計には、脳の睡眠と覚醒を司る「中枢時計」と各臓器の睡眠と覚醒を司る「末梢時計」があるそうなのですが、早稲田大学の古谷研究員によれば、末梢時計までリセットするには、タンパク質と炭水化物(ブドウ糖)の組み合わせが一番効果があるそう! 乳製品とシリアル、フルーツなど、ブドウ糖が含まれた食べ物を一緒に摂りましょう。
私たちの身体は、規則的に食事をとることで代謝のリズムを決めているそうですから、朝食で体内時計をリセットして、質の良い睡眠促し、代謝の良い痩せ体質を目指したいですね。
(美養フードクリエイター 岩田麻奈未)
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【参考】
※肥満と不眠 体内時計の関係 体内時計.jp – 武田薬品工業
※睡眠は食で改善できるか? – 一般社団法人Jミルク(PDF)
※「時間ダイエット手帳」でやせる! – 日経ヘルス2015年2月号(日経BP社)