大人の女性にとって、ダイエットとスキンケアは欠かせないものでしょう。
いずれも美と健康に直結することですが、この2つを同時に叶えるために大切なのが「消化力」です。食べたものをきちんと消化する力があれば、体調も美容状態も絶好調な状態に導きます。
ウエルネス&ビューティーライター、ローフードマイスターの筆者が、消化力を上げるために実践したい食べ方をご紹介します。
■「消化力」が重要な理由
消化力が弱まってしまうと、未消化物が体内の毒素となって残ってしまいます。すると、腸内環境が乱れて基礎代謝が落ちるといった、美と健康への悪影響が起こることがあります。
そこで、ダイエットや美肌のために食べ物を選ぶ際、カロリーや糖質の数値も大事ですが、同時に消化しやすいものかどうかという点にも気をつけたいところなのです。
■白湯にプラスしたいスパイス
白湯は、身体を温め血行を促進することで代謝アップが期待できる飲み物です。
これに「ジンジャー」と「コリアンダー」の2つのスパイスを加えると、胃腸の働きが活発になり消化力が高まりやすくなります。
■食べ過ぎがつづいたら、サラダだけで一食を
食べ過ぎは胃腸に負担をかけるため、消化力を下げてしまうNG行動です。
胃腸の疲れを感じたら、加熱しない野菜だけで作ったサラダのみで一食をすませてみてください。食べ過ぎで浪費してしまった消化酵素を、生の野菜に豊富に含まれる「食物酵素」でおぎないましょう。
消化力アップサラダ
消化力を上げてくれる「キャベツ」と「大根」をたっぷり使ったサラダです。
材料(作りやすい分量)
・キャベツ 1/4個
・大根 1/4本
・しょうゆ 大さじ1
・みりん 大さじ1/2
・酒 大さじ1/2
・ごま油 大さじ1
・すりごま 大さじ1
作り方
(1)キャベツと大根は千切りにしておきます。
(2)しょうゆ、みりん、酒、ごま油、すりごまをよく混ぜ合わせておきます。
(3)(1)に(2)を加えてよく和えれば完成です。
■スープは、消化力アップにおすすめ
ふんだんに野菜を使った温かなスープは胃腸にやさしく力を与え、消化を助けるおすすめの一品です。
スープはメイン料理と考えて、一食を構成するといいでしょう。その際に気をつけたいことは、柔らかな素材であってもよく噛んで食べることです。
唾液を食材とからませることで、唾液に含まれる消化酵素をとり入れルことができます。
消化力アップスープ
体調がイマイチ悪い時や食欲がない時にもおすすめのスープです。滋養のある一品です。
材料(2~3人分)
・里芋 4個
・長ねぎ 1/2本
・しいたけ 2枚
・帆立て貝の缶詰 1個
・だし汁 1カップ
・豆乳 1カップ
・白みそ 小さじ1
・塩 小さじ1/2
作り方
(1)里芋は皮をむいて茹でておきます。
(2)長ねぎはみじん切りに、しいたけはスライスしておきます。
(3)ミキサーに(1)とだし汁、白みそ、塩を入れてなめらかになるまで攪拌します。
(4)(3)を鍋に移し、(2)と帆立て貝の缶詰を汁ごと加えて火にかけます。温まってきたら豆乳を少しずつ注いで混ぜながら伸ばし、沸騰する直前で火を止めれば完成です。
いかがでしたか? 消化力を上げることは身体の不要なものを排出しやすくなります。必要なものは吸収させ、要らないものは排出するサイクルを整え、すっきりとしたシルエットと美肌をキープしていきましょう。
(ウエルネス&ビューティーライター ユウコ
「脂肪燃焼ダイエット」「ハッピーラッキー美人の秘密2」など、これまで4冊の自著を刊行。食、メンタルケアなどを通じて生活と人生の質を高めるメソッドについて、多方面にて執筆中。ブログも毎日更新中。)
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