毎月訪れる生理を憂うつに思うこともありますよね。
生理中もですが、生理前は食欲が増してしまう方も多いと思います。そんな時に「甘い物や美味しいコーヒーで気分転換をする」という方もいらっしゃるかもしれませんが、実は、生理前や生理の時こそ、食べる物や飲み物のチョイスに注意が必要です。
国際薬膳調理師の筆者が、薬膳の目線で生理中におすすめしたいおやつ&飲み物をご紹介します。
■生理前や生理中にNGなおやつや飲み物とは?
生理痛には冷えが良くないといわれています。その冷えの主な原因にあげられるのは、白砂糖が入ったシュークリーム、ケーキなどの甘いスイーツや寒涼性のフルーツ(バナナ、メロン、スイカなど)、コーヒーなどといわれています。
食べたい気持ちもわかりますが、生理前や生理中はこれらのものはさけるようにしましょう。
■生理中におやつを選ぶ時のポイント
生理中でも、口がさみしくなる時がありますよね。そんな時には、「身体を冷やさずに「血(けつ)」をおぎない、巡らせる食材を摂り入れるといい」と中医学(中国伝統医学)の世界ではいわれています。
具体的にどんな物を食べるといいのでしょうか? おやつのほかにも、筆者イチ押しの飲み物とフルーツをご紹介します。
飲み物
甘酒
身体を温めながら、血の巡りを良くしてくれる作用が期待できます。甘い物が欲しい時におすすめです。
黒豆茶
温めもしない冷やしもしないマイルドな性質で、血をおぎなう働きが期待できます。
紅茶
身体を温め、気持ちを落ち着けてくれる働きが期待できます。ウツウツとした時におすすめです。
ジャスミン茶
身体を温めて気の巡りを良くしてくれるので、生理前のイライラを感じる時におすすめです。
おやつ
栗
身体を温めながら血の巡りを良くしてくれる働きが期待できます。パウチの甘栗があると便利です。
アーモンド
血をおぎない、エネルギー補給をしてくれます。ただし、ニキビがでやすい人はさけるようにしてください。
なつめ
身体を温め、気と血をおぎなう作用にすぐれているので、生理時のだるさや憂うつな気分を和らげる効果が期待できます。
フルーツ
桃
身体を温めながら血の巡りを良くする働きが期待できます。胃のケアもしてくれるので生理時の食欲低下改善にもおすすめです。
さくらんぼ
身体を温めながら、元気をくれるので生理時のだるさ緩和が期待できます。
ブルーベリー
温めもしない冷やしもしないマイルドな性質で、血の巡りを良くしてくれます。
生理前や生理中は、気持ちや体調が揺らぎやすく感じますよね。そんな時こそ、口にするものに意識を向けることで少しでもブルーな気分をやわらげることができるかもしれません。ぜひ、ご紹介した食材をとり入れてみてくださいね。
(薬膳ライフバランスプランナー/国際薬膳調理師/コラムニスト 倉口ゆうみ)
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