寒さで身体が縮こまりやすい季節には、身体の関節周りをほぐしじっくりと全身を温めるケアが大切。
YOGAエクササイズディレクターの筆者も実践している、“美ボディをつくるお風呂の入り方とストレッチ”をご紹介します。
■バスタイムを極上のボディケアタイムにする方法
筆者が実践している、「痩せる」「美力UP」なお風呂の楽しみ方をご紹介します。
お風呂に入る前に、全身をブラッシング
お風呂に入る前に全身をブラッシングすると、むくみやセルライト、黒ずみ改善や美脚効果が期待できます。ぜひ、試してほしいお風呂に入る前の習慣です。
用意する物は、ボディブラシのみです。つま先から足の甲、くるぶしとブラッシングを始め、ふくらはぎやひざ裏は、らせんを描きながらかき上げるようにブラッシングします。
特に、お尻のつけ根や鼠蹊部の辺りなどの老廃物が溜りやすい部位は、念入りにクルクルとブラッシングをしましょう。下半身の後は、上半身から胸や腕のつけ根、肩、首もブラッシングしてください。
大量の汗が出る!?
全身の皮膚が気持ちよく刺激されているので、そのまま湯船に入ると「毛穴が開いた」と感じるほど大量の汗が出るでしょう。
※肌の弱い方は、こすり過ぎないように注意してください。
湯船に浸かったら、ストレッチやエクササイズ、リンパマッサージを
フェイスローラーで顔から鎖骨へと老廃物を流します。むくみ解消、美肌効果を底上げします。
おでこや眉間はもちろんのこと、頬周りなどの表情筋も意外とこっています。ゆっくりとほぐせば表情も豊かになります。
お風呂上りは、クリームを塗りながらマッサージ&ストレッチ
お風呂上りにボディクリームを塗る時も、関節の可動域を広げる意識を持ちましょう。
例えば、肩が硬い人は、右手で左の肩甲骨周辺にクリームを塗ると良いでしょう。もしくは、右手を後ろに回し、左側のお尻や太もも裏にクリームを塗ります。
クリームの塗り方1つで、さまざまなストレッチやエクササイズの効果があることを忘れないでくださいね。
■白魚のような手になるストレッチ
このストレッチは、加齢とともにこわばりやすくなる手首周りをしっかりほぐすストレッチです。
寒くなると乾燥による手荒れが気になると思います。そんな時は、しっかりほぐしてクリームで保湿をし、完璧なほっそり指をキープしてください。
期待できる効果
・むくみ、手首や腕の疲れ解消
・肩こり解消
・疲労改善効果など
注意する点
手首に痛みを感じる人は、無理のない範囲で動作してください。
実践回数&期間
お風呂上がりが理想的ですが、家事やPC使用後などにもおすすめです。
ストレッチのやり方
(1)指先を絡め、手のひらを下に向けます。腕の高さは胸のラインを目安にキープしてください。
(2)ゆっくり息を吐きながら、両手のひらを右方向に向けます。下の手は手首の内側を、上の手は手首の外側をストレッチします。
(3)息を吸いながら手のひらを下に向けて、吐く息で両手の平を左方向に向けます。3回づつを目安に、(1)と(2)を繰り返しましょう。
(4)次は、手のひらを胸方向に向けます。
(5)同じように、吐く息とともに両手のひらを右方向に向けます。反対側も同様に、3回づつを目安に繰り返しましょう。
(6)最後に手のひらを前に向けます。
(7)同じように、吐く息とともに手のひらを左右に3回づつ向けるように手首をほぐしてください。動作中は、肩が上がりすぎたり、腕の位置が変わらないように注意してください。
手のひらの向きによって、手首のこわばりを感じる度合いも違うかと思います。手首、足首、首は、つながっているといわれています。なので、こまめにほぐして流れを良くしておくことが、疲れ解消、むくみ解消、美容の底上げになりますよ。
(株式会社ボディクエスト YOGAエクササイズディレクター 森和世)
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