2014年06月14日
顔もボディも!リフトアップに不可欠なのは●●機能だった!
年齢を重ねてくると、フェイスラインがすっかりたるみがちに。「マリオネットライン」とともに、顔のもたつきが気になったり、顔だけでなくぽっこりお腹も気になったりと、全身が重力に負けているような気になりますよね。この「下がり」「たるみ」の原因は自然の力「重力」だけではなく、実はあなたの「あの機能」が上手く働かず、拍車をかけている場合があるのです。
■あなたの「あの機能」大丈夫? セルフチェックポイント7つ
それではここで、あなたの「あの機能」がちゃんと働いているかどうかをチェックしてみましょう。
- 食後すぐ眠くなる
- 月経がダラダラ続く
- 顔や手がやや黄色っぽい
- 気力がなく、カラダがだるい
- 口内炎や口角炎ができやすい
- 口のまわりに吹き出物が出やすい
- 下半身太りで上半身は痩せ気味。お腹ぽっこり体型
さて、いくつくらいあてはまりましたか?多ければ多いほど、あなたの「消化機能」は弱っていて、マックスに力を発揮できていない可能性があります。
■ 「消化機能」って?
ここでいう消化機能とは、中医学をベースとし、長い歴史を経て「経験」を基に確立された漢方でいう、「脾」(ひ)を指します。中医学でいう「脾」とは、「胃」と仲間で消化活動を行い、生命活動のベースとなる「気」を作り出すのに大事なところです。他また、「脾」は、「内臓下垂」などを防ぎ、本来あるべき場所へ引き上げるという力があると言われています。また、「不正出血」など「漏れる」ことを防ぐこともこの「脾」の役割です。
■「脾」の機能を上げる食材
ここでは「脾」の機能を上げるのに効果的な食材を紹介します。オススメは、じゃがいも、やまいも、さといもなどの芋類やかぼちゃ。ただ食べ過ぎると、せっかく作った「気」を「脾胃」に留まらせてしまいます。ゲップが出るなど消化機能に負担をかけてしまうので、カラダ全体に行き渡らせる紫蘇や茗荷、セロリ、クレソンなど香りの高い野菜と一緒に摂る事をオススメします。また、市販の漢方薬として「脾」の機能を上げる代表的なものに、「補中益気湯(ほちゅうえっきとう)」などがあります。お薬の場合は、自己判断ではなく、必ず、専門医や薬剤師さんに相談してみください。
(国際薬膳師/国際薬膳調理師、漢方養生指導士 余慶尚子)
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【参考】
※ 辰巳 洋著「実用中医学―一冊でわかる基礎から応用」源草社