チークは血色を出すだけでなく、視覚的なリフトアップ効果によりたるみ対策ができる“メイクアップ技術”です。
ヘアメイクやコスメコンシェルジュインストラクターのプロとして年齢に合わせた美を提案する筆者が、リフトアップを叶えるチークの入れ方をご紹介します。
■顔がたるんで見えるNGチーク、どうすればいい?
基本的にチークは頬の高いところから頬骨に向かって入れますが、頬がたるんでくると頬の高い位置も下がってしまうため、たるみを強調してしまう場合があります。
また、頬骨に向かってチークを入れると角度がつきすぎて、きつい印象に見えたり古臭い印象を与えたりするので注意しましょう。
チークの高さは鼻横にするのが◎
頬の高いところが、鼻より下にきている場合はたるんでいるサインです。
そのため、チークを入れる時は、あえて頬の高いところは見ずに鼻の延長線上の高さにいれることを意識しましょう。
■リフトアップが叶うチークの入れ方
(1)チークを入れる高さは、鼻より下にならないことが大切です。鼻下の高さになると頬が下がって見えてしまいます。
鼻先から3分の1あたりに入れると、頬の高さが上がって見えます。また、黒目の中心から入れると、顔の横幅が狭く見えて小顔に見えますし、黒目が強調されて目力アップにも効果的です。
(2)角度をあえてつけない方がやさしい雰囲気に見えたり、若々しい印象になります。(1)の場所からスタートして、耳の中心に向かうようにチークを入れます。ほぼ真横に入れるイメージです。
(3)チークは顔の輪郭や骨格を強調しやすいので、髪の毛の生え際までしっかり入れると、顔の横幅を強調してしまいます。
そのため、チークを入れるのは生え際から指2本分くらいあけたところまでにすると、横幅を強調することなく顔の奥行きを出すことができますよ。
日頃から、鏡でたるみチェックをすることも大切
いつも無意識につけているチークも、ポイントを抑えればチークだけでリフトアップが叶います。頬の高さは年齢とともに下がりやすいので、自分の頬の高さを鏡で確認し、たるみ具合をチェックすることも大切です。
今回ご紹介したやり方は、頬の高さを見わけるのがむずかしいと思う方にもおすすめのやり方になります。鏡を見ながら実践してみてください。
(ヘアメイク/美容講師/コスメコンシェルジュ/ライター/美容師 mayu3
ヘアメイク、美容講師、コスメコンシェルジュインストラクター、ライターなどマルチに活動。ヘアメイクでは、企業から一般撮影、PV撮影に携わり、撮影会のイベントで全国をまわっている。)
【関連記事】
・山本浩未さん流の大人メイクの基本は白・黒・赤を作ること
・まぶたのくぼみがふっくら!影を消して若返るアイメイク
・NGメイクで顔デカ?ハイライトでツヤ肌&小顔になる方法
・目元パンダを防ぐ!一重・奥二重向け崩れにくいアイメイク