ネイルサロンにいつも通っている方でも意外と知らないことをご紹介します。ジェルネイル以外にもネイルサロンでできることや、ネイルサロンに行く時に注意すべきことを現役ネイリストの筆者が解説します。
■ネイルサロンに行く時の疑問
ネイルサロンに行く前に、手を保湿したほうがいいの?
「乾燥してカサカサした手をネイリストさんに見せるのが恥ずかしい」という理由から、ネイルサロンに行く前にキューティクルオイルやハンドクリームなどをたっぷりと塗ってきてくださるお客さまが多いです。
しかし、ジェルネイルなどの施術をする場合に爪表面に油分や水分が残っていると、ジェルネイルのもちが悪くなってしまうことがあります。ネイルサロンに行く当日は、できるだけ濃厚なオイルなどを塗ることはさけるようにしましょう。
どうしてもハンドクリームを塗りたいという時は、爪表面やキューティクル(爪の根本やサイドの部分)などへの塗布はさけ、ネイリストさんにハンドクリームを塗ってきた旨を伝えて通常よりしっかりと油分除去をしてもらいましょう。
服装は何でもいいの?
基本的にどんな服装でもOKですが、ネイリストはお客さまがどんなネイルが似合うのかを服装などでも判断します。なので、なりたいイメージや貴女らしい服装がいいと思います。
その際に注意が必要なのが、ジェルネイルをする際にモヘアなどの“毛が飛ぶ服”は、できるだけさけた方がいいです。飛んだ毛がジェルを塗布した爪につきやすく、それをとり除きながら施術しなければいけないので、時間もかかってしまいます。仕上がりにも影響することがありますので注意しましょう。
また、ジェルネイルのオフなどがある場合は袖口などにダストが飛ぶことがありますので、一張羅の服は汚れてしまう可能性があるのでさけましょう。
ネイルメニューに変更がある時は、必ず事前に連絡を
ネイルサロンは美容院などとは違って一人のお客様に数時間つきっきりで施術することが多いので、担当するネイリストはあなたのためだけに数時間確保しています。
そのため、「ジェルネイルのつけ替えするつもりだったけど、今日はやっぱりオフだけにする」などと当日にメニューの変更を告げると、ネイルサロン側では事前に空き時間を待っていた方がいたり、その日の売り上げが大幅に減ってしまう可能性があります。
キャンセルや遅刻の際も同様ですが、変更事項がわかった時点で早めに連絡するようにしましょう。
■意外と知らない!?ネイルサロンでできること
あまり知られていないかもしれませんが、ネイルサロンではネイルケア・ジェルネイル・ネイルアート・フットケアなどのお洒落のためのネイルのほかにも、欠けてしまったネイルや爪の形にコンプレックスがある方のための補修などもできます(サービスによっては行っていないサロンもあります)。
「ネイルアートはできないけれど、爪はいつもきれいにしておきたい」「爪が小さい、形がコンプレックスなので人前で手を出すことが恥ずかしい」などのお悩みもネイルサロンで解決できるかもしれませんので、ぜひ相談してみてください。
自分のお悩みに合わせてネイルサロンを選ぶ
ネイルサロンはジェルネイルのイメージが多いと思いますが、サロンによっては「ネイルケア(爪育成など)専門サロン」「フットケア(角質処理など)専門サロン」「フォルム形成(爪の形をきれいに作る)が得意なサロン」「ネイルアートが得意なサロン」「イクステンション(アクリルなどによる長さ出し)が得意なサロン」などがあります。
サロンによってさまざまな得意分野があります。ご自身がどんな爪にしたいのかによってサロン選びも変わってくるはずです。
行きたいネイルサロンは何が得意なのかを見極めて来店することで、“もっとこうしたかったのになんか残念”ということがなるなるかもしれません。
いかがでしたか? みなさんが長く通える素敵なネイルサロンに出会えますように。
(トータルビューティーマニキュアリスト/ネイルサロン・スクールSherry Dolce代表/日本ネイリスト協会本部認定講師/スキンケアアドバイザー/コスメコンシェルジュ 沖りか
全国各地でプロ向けネイルアートセミナーを開催/雑誌STORYで読者モデルもやっている美容&ファッションマニア。)
【関連記事】
・定番アイテムこそ要注意!大人が履いてはいけないNGデニム
・印象を決めるコートに投資!冬コーデを洒落見せするポイント
・旬の「○○色」で老け見え!?大人のトレンドの取り入れ方
・お洒落のつもりが老け見え?大人女性が手放すべきアイテム