「保湿をしても肌が乾燥する!」という時は、一時的な乾燥状態をとおりこして肌のバリア機能が低下してしまっているかもしれません。
エステティシャンの筆者が、肌の保湿と保護を第一に優先し、肌の回復を待つ時に使えるテクニックをご紹介します。
■洗顔後、すぐにオイルをつける
クレンジング・洗顔後のスキンケアは、水ものから油分の入っているものを順番に肌へ塗布していくのが一般的です。しかし、肌の乾燥が進んで弱っている場合は、最初に油膜を張ることで、化粧水などの刺激を和らげたり肌を保護することができます。
やり方は簡単です。クレンジング・洗顔が終わったらすぐに、オイルを顔全体に塗布するだけです。その後、普段通りのスキンケアをします。
お風呂でクレンジング・洗顔をする人は、お風呂場で顔を洗ったらすぐに塗りましょう。
使用するオイルの種類
オイルの種類は肌に合っていればなんでもOKですが、「精製されたホホバオイル」は、伸びもよく肌にやさしいのでおすすめです。
肌が敏感な時や弱っている時に使うオイルは、肌への刺激をさけるために精製度の高いものを選びましょう。
■メイクアイテムやスキンケアを肌にやさしいものに変える
濃いめのメイクをきれいに落とすためには、必ず洗浄力の見合うクレンジングと洗顔が必要になります。肌が弱っている時や乾燥が気になる時は、肌にやさしいメイクアイテムを使うことがベストです。
そうすれば、クレンジングと洗顔も洗浄力のやさしいもので十分です。石鹸で落ちる化粧品を活用してみましょう。
固形石鹸の使用は要注意
固形石鹸はアルカリ性なので、肌を乾燥させる性質があります。
乾燥が気になる時はさけた方が無難です。
■こまめな水分摂取を
高い化粧品を使ってどんなにスキンケアを頑張っていても、そもそも体内の水分量が足りなければ、肌の水分も不足しがちになってしまいます。自分では十分飲んでいるつもりでも、意外と水の摂取量が足りていない場合もあります。
毎日の習慣として水をこまめに飲み、1日最低1リットルはとるように心がけましょう。
また、ダイエットなどで良質な油分が不足していると、肌が乾燥してしまうことがあります。食事の内容も見直してみましょう。
上で紹介した以外にも、「熱いお湯で顔を洗わない」「寝室の湿度を調整する」など、できそうなことから乾燥対策をしましょう。
肌が乾燥していると感じる時は、水分の多いものや美容成分の多いアイテムで、肌がしみたりピリピリしたりしやすくなります。そんな時は、精製オイルや精製ワセリンなどで肌を保護して回復を待ちましょう。焦ってさまざまな化粧品を使うと逆効果になることもあるので、注意して肌を守ってくださいね。
(美容家・エステサロン&スクールSUHADA主宰 永松麻美)
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