冬本番! ダウンジャケットを着ている人も増え、寒さが厳しくなってきました。寒さが増すと同時に、手足が冷えたり、お腹が緩くなるなど「冷え症」がさらに悪化し、つらい思いをされている方もいるのではないでしょうか?
エステティシャンの筆者が、3つの冷えタイプに合わせた対策法をご紹介します。
■手足が痛いくらい冷える「末端冷えタイプ」
手足が冷えやすく手袋や靴下の2枚履きが欠かせない人は、「末端冷えタイプ」かもしれません。
「末端冷えタイプ」チェック
□季節に関係なく手足が冷たい(特に、冬は冷たい)
□靴下を履いても冷える
□しもやけの経験がある
□スカートなど冷えやすい服装を好む
身体を温める食べ物と「グーパー運動」でケア
「末端冷えタイプ」は、冷えから手足の指が痛くなることがあります。このような人は、筋肉量が少なく、体内の熱をつくりにくい場合が多いようです。
運動をして筋肉量を増やすことがもちろん良いのですが、今すぐできるケアとしては、冷たい飲み物や食べ物をさけ、ショウガなどを使った薬膳料理や鍋などの身体を温める食べ物を食べるようにしましょう。
また、指先を温めるために、手足のグーパー運動をこまめに行うことをおすすめします。「グー」も「パー」も力強く行いましょう。
■自分では気づきにくい?「下半身冷えタイプ」
「下半身冷えタイプ」の場合、上半身が暑く、汗をかいていたり顔が赤くのぼせているので「冷えのぼせ」などといわれ、自分は暑がりだと思っていることがあります。
「下半身冷えタイプ」チェック
□運動の習慣がなく筋肉量が少なめ
□座りっぱなしor立ちっぱなしのことが多い
□足を組むクセがある
□スキニーパンツなど締め付ける服装が好き
自分のお尻や太ももに触れて、手より冷たかったら下半身冷えタイプの可能性があります。
ストレッチで血行促進、脱ぎ着でのぼせ対策を
定期的な運動をして血液が巡りやすいようにしましょう。お尻の筋肉ストレッチを行うと、下半身の血行促進効果が期待できます。
また、タートルネックなどの首が詰まった服は熱が逃げにくくなるため、のぼせや発汗の原因につながります。寒い時はマフラーやスカーフで体温調整をし、のぼせなどを感じたらすぐに涼めるようにしましょう。
のぼせない程度の入浴や睡眠までのリラックス時間をつくるなど、副交感神経が優位になる習慣を心がけるようにましょう。
■内臓が冷えている「内臓冷えタイプ」
胃の辺りや下腹部(腸)の辺りが全体的に冷えていたら、「内臓冷えタイプ」かもしれません。
「内臓冷えタイプ」チェック
□腰が常に冷えているように感じる
□基礎体温が36度以下
□腸の調子が悪いことが多い
□体調を崩しやすい
腹巻きやカイロでお腹を温める
本来温かく保たれているべき内臓が冷えると、内臓機能が低下して腸の調子が悪くなったり、免疫力が下がり身体が疲れやすくなるなど、常に不調がつづく場合があります。
そんな時は、腹巻やカイロでお腹を温めましょう。お腹は太い血管が集中しているので、お腹を温めると全身が温まりやすくなります。
また、生理用品のナプキンのようになっている「陰部を温めるカイロ」もとても温まりますよ。汗をかくと身体が冷えるので、体温調節をしやすいように心がけましょう。
全身が冷えている人を見かけることがあります。貧血気味で顔色が悪く、汗をかきにくいタイプの人です。その場合もいつも身体が冷えていて、体調を崩しやすいと思われます。冷えるとさまざまな不調を招きますので、寒さに負けないように自身に合った冷え対策で身体を守りましょう。
(エステティシャン/ヘアメイク/着付け師 山田みき)
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