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朝一のコーヒーで食後の血糖値が過剰に!? 朝食前におすすめの飲み物

美養フードクリエイター
岩田 まなみ

女性永遠のテーマ「ダイエット」。スリムな体型は、女性なら誰でも憧れちゃいますよね。エイジング世代のみなさんは、ダイエットのためだけでなく、食べ物に気を使っている方も多いと思います。でも、飲み物にも同じように気を使っていますか? 特に、朝一番に飲む、飲み物が1日の代謝を握るカギとなっているようですよ!

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■朝食が大切な理由 2つ

(1)代謝モードへスイッチON

私達のカラダには、体内時計が備わっていて覚醒と睡眠を切り替えています。体内時計が作るカラダのリズムは25時間周期のため、毎朝のリセットが必要。朝、日光を浴びることで体内時計がリセットされ、眠りを誘うホルモン「メラトニン」の分泌がストップし身体は活動状態に入ります。この体内時計リセットの手助けになるのが『朝食』。食べ物が胃腸に入ることで、内臓も働き始め、カラダは代謝モードへ!

(2)質の良い眠りを促す

朝のリセット儀式は、目覚めるためだけではありません。私たちのカラダは、体内時計がリセットされてから、14~16時間後に再びメラトニンの分泌が高まるようになっています。つまり、質の良い睡眠のためにも朝のリセットが大切なのです!

 

■目覚めのコーヒーが…

朝は、まずコーヒーを飲んで目を覚まして、それから朝の支度や朝食を…という方多いと思います。ですが、城西大学薬学部の金本教授によれば「朝食前」にコーヒーを飲むことで、インスリンの働きを悪くさせ、食後の血糖値を上げてしまう、とのこと! 食後に血糖値が高い状態が続くと、タンパク質と糖が結びつく「糖化」が起こり、お顏やカラダのタルミの原因となるだけでなく、インスリンの働きによって糖が脂肪細胞に取り込まれやすくなり、プニ肉の原因にも。

コーヒーを飲むなら、朝食後がベスト。カフェインには、胃液の分泌を促す作用があり消化を助けます。

 

■朝食前におススメの飲み物

朝食前におススメなのが「スムージー」。スムージーの材料となる野菜や果物には、糖質が含まれていますが、先述の金本教授によれば、朝一番に少量の糖質を摂ると、糖の代謝が良くなり、血糖値が上がりにくくなる、とのこと。また、食物繊維たっぷりの野菜や果物を使えば、昼食後も血糖値が上がりにくくなる「セカンドミール効果」もあり一石二鳥。

糖質の多いバナナやパイナップルなどは避け、葉物野菜が多めのスムージがおススメです。糖質が15g以下であれば、市販のジュースでもOK。

目覚めの1杯のコーヒーが、「糖化」やプニ肉の原因となっていたとは意外でしたね。実は、これは朝食に限らず、昼食や夕食でも同じ。食前1~2時間前にコーヒーを飲むと、カフェインがインスリンの働きを悪くしてしまいますから、食前のコーヒーは避けましょう。

(美養フードクリエイター 岩田麻奈未)

 

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【参考】

※『クロワッサンNo.881 特大号 7/25』 - マガジンハウス

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