キレイのためや健康のためにもストレスフリーの生活が理想ですが、現実はなかなかむずかしいですよね。
研究によると、野菜を食べる人とほとんど食べない人を比べると精神的なストレスが低いという傾向があるのだそうです。
ベジ活アドバイザーの筆者が、野菜を食べるとストレスが低下するといわれる理由とストレス軽減に役立つ野菜の食べ方をご紹介します。
■野菜の抗酸化作用がストレスを遠ざける
野菜を毎日一定量食べている人は、ほとんど食べない人と比較して精神的ストレスが低いことが明らかになっています。特に女性はその傾向が強く、野菜を毎日食べている人はほとんど食べていない人に比べると、精神的ストレスがさらに低いのだそうです。
その理由の1つとして、野菜や果物をよく食べる人の食事は抗酸化作用のある「カロテン」「ビタミンC」「ビタミンE」などの摂取量が多いことが考えられるそうです。
野菜には「抗酸化ビタミン」といわれる栄養素が多く含まれていますし、野菜や果物の色や香りに含まれている「フィトケミカル」という成分も抗酸化作用にすぐれていると知られています。
日々の食生活に無理なく野菜をとり入れる
ストレスにさらされると、「ビタミンC」を多く消費します。ストレスから身体を守るためにも、日々の生活で無理なく野菜をとるように心がけると良いでしょう。
野菜や果物のほか、いも類や大豆製品、キノコ類、海藻類、魚などをよく食べる人も精神的ストレスが低いといわれています。食生活を振り返ってみて、これらの食材が少ないと思う人は食事に+αしてみましょう。
■ストレス軽減のために役立つ野菜のとり方
「ビタミンA(βーカロテン)」「ビタミンC」「ビタミンE」は、頭文字をとって「ビタミンACE」と呼んでいます。それぞれがすぐれた抗酸化作用をもっています。この3つのビタミンを一緒にとるとそれぞれを補完し合うので、相乗効果が期待できます。
「ビタミンA」はホウレンソウやニンジン、カボチャに多く含まれ、「ビタミンC」はブロッコリー、ピーマン、ゴーヤ、「ビタミンE」はアボカド、ニラ、モロヘイヤに多く含まれています。これらの野菜を組み合わせてとるようにすると良いですね。
野菜を「赤(トマト)・緑(ホウレンソウ)・白(タマネギ)・黒もしくは紫(ナス、ゴボウ)・橙(ニンジン)」の5色に大別し、3〜4日かけてこの5色の野菜をとるようにするとバランスよく野菜の抗酸化成分をとることができますね。
いかがでしたか? 野菜をしっかりとって、ストレスから身体を守りましょう。
(ベジ活アドバイザー 生井理恵
「食べてキレイになる料理教室」主宰。食べて美人になるレシピには定評があり、企業へのレシピ提供・商品監修を多数手掛ける他、講演やセミナーも精力的にこなす。著書に「ママとキッズの楽しいベジ活」がある。)
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