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美肌ビタミンがたっぷり!女性に嬉しい小松菜の栄養&レシピ

インナービューティー料理研究家
國塩亜矢子

プロフィール画像(國塩さん)

桜の開花も進み、春はもうすぐそこですね。気温の変動が大きい季節の変わり目は、乾燥や紫外線などによって肌のお悩みが出やすい時期です。

そこでおすすめなのが、冬と春が旬の「小松菜」です。抗酸化作用の高い「ビタミン類」やアラフォー世代に不足しがちな「カルシウム」など、女性に嬉しい栄養素を豊富に含んでいます。

カルシウムがほうれん草の3倍!?小松菜の栄養と簡単レシピ

インナービューティー料理研究家の筆者が、小松菜の美容に嬉しい栄養ポイントと手軽に作れる簡単レシピをご紹介します。

■「小松菜」の美容に嬉しい栄養

乾燥知らずの美肌に「ビタミンA」

小松菜には、体内でビタミンAに変わる「β-カロテン」が豊富に含まれています。抗酸化作用が高く、肌細胞や粘膜を乾燥から守り強くする働きが期待されている栄養素です。アンチエイジングの強い味方です。

脂溶性のため、炒め物などの油調理をすることで栄養素が身体へ効率よく吸収されます。

シミ予防や免疫アップに「ビタミンC」

小松菜には美肌作りに欠かせない「ビタミンC」も豊富です。

紫外線は、シミやソバカスの原因につながります。抗酸化作用の高いビタミンCは、メラニンの沈着を防ぐ働きが期待できるのでシミ対策に欠かせない栄養素です。

免疫力アップの働きも期待されていますので、体調を崩しやすい季節の変わり目に積極的に摂りたいビタミンです。

水溶性のため、茹でる際は短時間にしましょう。味噌汁など汁物の具材にすると汁ごと飲み干すことができるので、栄養素を効率よく摂取することができます。

アンチエイジングに「ビタミンE」

ビタミンAやビタミンCとの相乗効果で抗酸化作用が高まる「ビタミンE」は”アンチエイジングビタミン”とも呼ばれます。血流の促進をサポートする働きが期待されています。

春先は、まだ冷え込む日も多いです。そんな日の冷え対策のためにも積極的にとり入れたい栄養素です。

骨粗鬆症予防に「カルシウム」

小松菜は、ほうれん草の約3倍以上の「カルシウム」を含んでいます。骨粗鬆症対策のために積極的に食べたい野菜です。

クセが少なく、どんな食材とも相性が良いので料理の幅も広がります。ちりめんじゃこや桜エビなどと一緒にごま油と塩でサッと炒めれば、カルシウムをしっかり補給できるひと品が完成します。

■未来の健康は食事から

5年後、10年後の身体を作るには今の食生活が大切です。シミができたり骨粗鬆症になってからでは遅いので、今のうちから必要な栄養素をしっかりと日々摂取しておくことが、健やかに歳を重ねるための大切なポイントになります。

ほかにも、小松菜には毎月の生理などで不足しがちな「鉄分」や美腸作りに欠かせない「食物繊維」など、女性に嬉しいさまざまな栄養素がバランスよく含まれています。

■簡単!「小松菜の3分レシピ」2つ

(1)ちりめんじゃこと小松菜チーズトースト

(1)フライパンで細かく刻んだ小松菜とちりめんじゃこをオリーブオイルと塩でサッと炒め、トーストにのせます。

(2)(1)の上からピザ用チーズをまぶして、トースターでこんがり焼けば完成です。炒めたものを常備菜として多めにストックしておくと便利ですよ。

(2)小松菜の豚キムチ

小松菜の豚キムチ

(1)豚こま肉に日本酒大さじ1を加え、ごま油で肉に火が通るまで炒めます。

(2)約3cmに切った小松菜を加えて混ぜたら、弱火にしてキムチを加えて全体をよく和えれば完成です。発酵食品ならではの奥深いうまみとほどよい辛みでご飯もすすむでしょう。

栄養価の高い小松菜で、美味しく楽しく身体のなかからキレイと元気を磨きましょう。

(インナービューティー料理研究家 フードコーディネーター 國塩亜矢子
「楽しく正しく食べてカラダの中からキレイに健康に」をモットーに、インナービューティーを軸としたコラム執筆やレシピ開発等を通じ女性のライフステージごとに関わる「食×美」の大切さを幅広く発信中。二児の母。)

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【参考】
※吉田企世子・松田早苗/監修(2016年)『あたらしい栄養学』高橋書店

※上西一弘/著(2016年)『栄養素の通になる』女子栄養大学出版部

※板木利隆/監修(2008年)『からだにおいしい 野菜の便利帳』高橋書店

※吉田企世子/監修(2016年)『旬の野菜の栄養辞典』エクスナレッジ

※蒲池桂子/監修(2010年)『美肌美人栄養学』エクスナレッジ

※伊達友美/著(2010年)『食べる美女肌セラピー』エクスナレッジ

※白澤卓二/監修(2018年)『医者が教える最強の食事術』宝島社

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