年々、濃くなるシミをなんとかしたいのなら、まずは美白のために必須の「3ステップケア」を行いましょう。美白化粧品を使っていても、この3つのステップを無視していると、効果がなかなか感じられない場合があります。
美容家の筆者が、美白のための3ステップケアをご紹介します。自分に足りないステップがあれば、すぐにとり入れてみてくださいね。
■美白化粧品の効果がなかなか感じられないのはなぜ?
40代以降の美白ケアに必ず必要なのが、「守る」「肌の代謝力」「美白成分で積極アプローチ」の3ステップです。
まずは、シミの原因になる紫外線をこれ以上浴びない、メラニンをこれ以上増やさないことが最重要のステップになります。
そのあとに考えるべきなのが、メラニンの排泄力をあげること。40代以降のお肌は、細胞の生まれ変わり(ターンオーバー)が遅くなり、メラニンが蓄積しがちになります。まずは、自力でシミを外に追い出せる肌作りをするために、角質ケアは欠かせません。
それができたら、一番最後に美白の有効成分をお肌に投入しましょう。ここは、肌タイプやライフスタイル、シミの進行度合いで選びましょう。これ以上シミを濃くしないためにも、できてしまったシミにアプローチするためにも必須のステップです。
美白というと、どうしても美白成分入りの製品に走りがちですが、前提条件として、紫外線から肌を守ること、そして肌の代謝が整っていることが必要です。これができていないと、せっかく高額な美容液を買っても、効果は半減してしまいます。シミをケアしたいなら、優先順位の上から手をつけていくのが効果的です。
■美白のための3ステップケア
(1)「日焼け止め」で紫外線対策
新しくシミ改善の化粧品を買う前に「紫外線対策」を習慣化しましょう。どんなに効果的な美容液を使っていても、日々、降り注ぐ紫外線の対策ができていなければイタチごっこになってしまいます。
まずは、365日、日焼け止めを塗るところから始めてみてください。日常の紫外線対策なら「SPF30 PA++」以上で、できればブルーライトもカットするタイプがおすすめです。
(2)「角質ケア」で肌の代謝を上げる
紫外線対策が習慣化したら、「角質ケア」で肌の生まれ変わりをサポートしましょう。表層のメラニン排出を高める役割があります。
年齢とともに遅くなる肌の生まれ変わり(ターンオーバー)を促進して、くすみやゴワつき、余分な角質を減らし、メラニンの排出を促しましょう。
角質ケアのタイプですが、毛穴つまりやゴワつきが起こりやすい人は、「ピーリング」や穏やかな「スクラブ」、乾燥や摩擦に弱い、角質ケアに抵抗がある人は、導入美容液のように角質ケアができる美容液タイプがおすすめです。
(3)「美白化粧品」を使う
最後のステップで、美白成分配合の化粧品を使用しましょう。あくまで第3ステップなので、優先事項は日焼け止めと角質ケアです。
ラインであれもこれも使うよりも、まずは美容液やパックなどのスポットアイテムをとり入れると、肌のバランスがとりやすいでしょう。
さまざまな美白成分がありますが、ハリや弾力UP、毛穴の引き締めなど美白以外にもオールマイティな成分としては「ビタミンC誘導体」、今あるシミに積極的に働きかけるなら「純粋レチノール」や「ハイドロキノン」などが配合されているものがおすすめです。
「肌を紫外線から守る」「肌の代謝を上げて不要なものを排出させる」「美白成分をとり入れる」この3ステップで、シミが増える季節に対抗しましょう。全部はできなくても、まずは紫外線対策を習慣化することから始めてみてくださいね。
(美容家・エステサロン&スクールSUHADA主宰 永松 麻美)
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