思うように外出できない時間が続くと、イライラとした気分になりやすいですよね。そんな時は無理にため込まず、植物の精油を使った「アロマ」でリフレッシュしてみませんか?
ナチュラルビューティスタイリストの筆者が、イライラ気分をしずめるアロマの活用法とおすすめの香りを、一日のシーン別ご紹介します。
■アロマのちから
イライラした時でも、自分の好きな香りを嗅ぐと気持ちがほぐれるような感覚になるのは、なぜでしょうか?
五感のひとつである「嗅覚」は、感情や本能、また自律神経系をつかさどる脳にダイレクトに働きかけるため、良い香りや好きな香りを嗅ぐと幸せな気持ちになり、緊張した心身にも影響を与えます。
イライラが爆発してしまう前に、アロマのちからを借りて、気分を落ち着けましょう。
■イライラした時のアロマの活用法
イライラを感じた時、気分を穏やかにして心身を解きほぐしてくれるアロマの活用法と香りを、一日のシーン別にご紹介します。
朝—アロマスプレーをカーテンにひと吹き
昨日の疲れがとれず朝からイライラする日は、アロマスプレーをカーテンに吹きかけてみましょう。
アロマスプレーのレシピ
材料
・精油10滴
・無水エタノール5ml
・精製水45ml
作り方
スプレー容器に無水エタノールを入れたら精油を垂らし、よくふり混ぜます。最後に精製水を加えて、再度よく振り混ぜたら完成です。1~2週間を目安に使い切ってくださいね。
柑橘類の精油は布類に色がつく場合があるので注意してください。
おすすめの香り
サンダルウッド
ウッディーな香りが好きな人には、「サンダルウッド」がおすすめです。日本では白檀といわれており、お香や線香などにも使われているため私たちにとっては馴染み深い香りのひとつです。
スパイシーななかにも甘さが感じられ、深いリラックス効果が期待できます。
外出先—アロマスプレーをハンカチにひと吹き
小さな容器でアロマスプレーを作っておくと、外出先でもイライラした気分を鎮めることができるでしょう。ハンカチにアロマスプレーをひと吹きして香りを嗅げば、その場でリフレッシュ完了です。
色移りの可能性があるため、ハンカチは白色以外を選ぶようにしてください。
おすすめの香り
スイートオレンジ
柑橘精油にはレモンやビターオレンジ、グレープフルーツなどがありますが、そのなかでも甘さが最も感じられるのが「スイートオレンジ」です。明るさとさわやかさ、甘さがバランスよく含まれていて、ハッピーな気分になります。
イライラして、人にあたりそうになったら、ひとまず深呼吸をしましょう。そして、スイートオレンジの香りを嗅いで、幸せな気持ちを呼び起こしてみてくださいね。
夜—アロマストーンの香りでゆったり
夜は、アロマをゆったりとした気分で味わえる時間帯です。筆者は、うっかりそのまま寝てしまっても安心な「アロマストーン」を使っています。素焼きの陶器に精油を垂らすだけです
日中に感じた心の疲れを癒して、また明日もがんばりましょう。
おすすめの香り
ゼラニウム
「ゼラニウム」は、ローズにも似たグリーンフローラルの香りです。ホルモンバランスを整える作用が期待でき、排卵前後や生理前のモヤモヤとした気分の時に使うと、気持ちが落ち着きます。
お風呂に精油を3滴ほど垂らして入浴すると、香りを楽しみながら血行促進効果も叶えられます。
ラベンダー
アロマといえば「ラベンダー」を思い浮かべる人も多いほど、有名な香りです。爽やかでフローラルな香りは万人に好まれています。
ラベンダーは、イライラを鎮めるだけではなく不安を感じて寝つきが悪くなった時にも効果を発揮するため、寝室で使うことがおすすめです。火を使わない「アロマストーン」や「リードディフューザー」が安心です。
アロマのちからを借りると、一日を気分よく過ごせそうですよね。イライラした気分を感じたらすぐに手放す習慣をつけましょう。エッセンシャルオイル(精油)は手に入れやすい価格のものも多いので、気分に合わせて少しずつそろえておくと良いですよ。
(美容ライター/コスメコンシェルジュ/ナチュラルビューティスタイリスト 稲毛 登志子)
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