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夏の疲れ&ダメージをケア!旬の「梨」の栄養と簡単アレンジ

インナービューティー料理研究家
國塩亜矢子

プロフィール画像(國塩さん)

ひとくち頬張ると、ジューシーな果汁が口いっぱいに広がるみずみずしい果実「梨」。8月から10月にかけてさまざまな種類が出回ります。夏の疲れが出てきやすいこれからの時期、残暑が残る日のクールダウンにもぴったりの食材です。

残暑のストレスケア・美腸作りに!「梨」の栄養と簡単レシピ

インナービューティー料理研究家の筆者が、旬の「梨」の美容ポイントと、簡単に作れるアレンレシピをご紹介します。

■女性に嬉しい「梨」の栄養

疲労回復をサポートして、夏老けケア

私たちは疲れやストレスを感じると、疲労物質「乳酸」が体内に発生します。この乳酸が体内に長時間溜まり続けると「慢性疲労」につながりかねません。

早めに乳酸をとり除くことが疲れをため込まない健やかな体作りには大切です。梨に豊富な「クエン酸」「果糖」「りんご糖」は、この乳酸の代謝をサポートする働きがあるため、疲労回復が狙えます。

健やかな腸内環境を目指す

梨には整腸作用が期待される「ソルビトール」や「食物繊維」が豊富です。

気温の変化が大きい季節の変わり目は、身体のリズムも狂いがちです。便秘を防ぎ、健やかで美しい腸内環境を作ることは肌荒れ知らずの美肌作りにもつながります。梨で腸活も叶えましょう。

肌の紫外線ケア・シミ予防に

梨にはコラーゲンの生成をサポートしたり、メラニン色素の沈着を防ぐ働きがある「ビタミンC」も含まれます。ビタミンCは抗酸化力も高い栄養素です。

きびしい夏の紫外線ダメージを受けた肌のシミ対策にも梨はぴったりです。残暑の美肌作りのために積極的に摂り入れたいですね。

残暑のクールダウンに

約8割が水分である、みずみずしい梨。シャリッとした食感は、食欲が落ちてしまった時も食べやすいものです。

残暑がきびしい日は、甘みの強い梨の豊富な果汁を口に含むことで水分補給をしつつ、リフレッシュしましょう。豊富な水分は腸の働きをサポートしたり、肌にうるおいを与えます

■梨を使った簡単アレンジレシピ

甘みの強い梨をそのまま食べてももちろん美味しいですが、サラダやカルパッチョにもよく合います。忙しくても数分で作ることができる梨のアレンジレシピを、ぜひ試してみてください。

梨ドレッシング

梨ドレッシング

材料(作りやすい量)

・梨 1/8個

・塩 適量

・オリーブオイル 小さじ1/2

・お好みのビネガー 小さじ1/4

・プレーンヨーグルト 小さじ1

作り方

梨をすりおろし、塩・オリーブオイル・お好みのビネガー・プレーンヨーグルトとよく混ぜ合わせれば即席のフルーツドレッシングが完成です。

いつものシンプルなサラダも梨ドレッシングで美味しく華やかに仕上がります。タイムやバジルなどのお好みのハーブの粉末を少々加えると、奥行きのある味わいになります。

カルパッチョ

鯛などの白身魚やホタテ貝などのお刺身にスライスした梨を挟み、EXVオリーブオイルと塩少々をまぶせば、おしゃれなカルパッチョが完成します。

淡白な味わいのお刺身とフルーツは意外と相性がいいですよ。休日のアペロタイム、白ワインのお供にぜひお試しください。

これからまだまだ楽しめる旬の「梨」は、水分以外にも美容に嬉しい栄養が含まれています。美味しく楽しく、この秋も身体の中からキレイを磨きましょう!

(インナービューティー料理研究家 フードコーディネーター 國塩 亜矢子)

 

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【参考】
※吉田企世子・松田早苗/監修(2016年)『あたらしい栄養学』高橋書店
※上西一弘/著(2016年)『栄養素の通になる』女子栄養大学出版部
※蒲池桂子/監修(2010年)『美肌美人栄養学』エクスナレッジ
※三輪正幸/監修(2012年)『からだにおいしい フルーツの便利帳』高橋書店
※伊達友美/著(2010年)『食べる美女肌セラピー』エクスナレッジ
※田中敬一・原田都夫・ 間苧谷徹/著(2016年)『科学的データでわかる 果物の新常識:ガン・心臓病・脳卒中・認知症を寄せつけない 知られざる果物の機能性』誠文堂新光社

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