空気が乾燥してくると、喉のイガイガが気になる方も多いのではないでしょうか?
東洋医学では「肺の華は肌」といわれており、喉や肺が潤っていい状態にあれば、お肌も美しいと考えられています。喉を潤すため、市販ののど飴を使うのもいいのですが、砂糖や人工甘味料が気になりますよね。
健康と美容に役立つ食スタイルを提案して16年の美養フードクリエイターである筆者が、おうちで簡単に作ることができる薬膳シロップレシピを2つご紹介します。
■おうちで簡単!薬膳シロップレシピ2つ
(1)大根ハチミツシロップ
材料(作りやすい分量)
大根 100g程度
ハチミツ 60cc程度
ショウガ スライス1枚
作り方
(1)大根は薄くスライスします。
(2)煮沸消毒したビンに、大根とショウガ、ハチミツを入れて、大根から水分が上がるのを待ちます。
(3)シロップをそのまま、もしくはお湯やお水に溶いて飲みましょう。漬けた大根やショウガも食べることができます。
冷蔵庫で2週間程度保存可能です。
潤いポイント
大根とショウガの組み合わせは、声枯れなどに用いられる組み合わせです。またハチミツは、肺を潤して咳を止める働きのある食材とされています。声が枯れたり咳が出やすい方におすすめの組み合わせです。
(2)梨と白きくらげのシロップ
材料(作りやすい分量)
梨 1個
白きくらげ 5g(乾燥の状態で)
ミネラルウォーター 300cc程度
作り方
(1)白きくらげは、水(分量外)で戻します。
(2)梨と、水で戻した白きくらげを細かく切ります。
(3)(2)とミネラルウォーターを鍋に入れ、梨が煮溶けるくらいまで弱火で煮込みます。途中で水分が足りなくなったら足しましょう。
(4)梨と白きくらげが煮溶けるくらいまで煮込んだら出来上がり。煮沸消毒したビンに入れて、冷蔵庫で保存します。
1週間を目安に食べきりましょう。
そのまま食べても、ヨーグルトや豆乳などと混ぜてもOK。甘味が足りないと感じる方は、ハチミツを足してもいいですね。
潤いポイント
白きくらげは、身体を潤し肺を潤して、咳や肌の乾燥を防ぐ食材とされています。また、秋のフルーツは、身体を潤す働きがあるといわれ、梨はとくに喉や肺、咳に用いられるフルーツです。
ご自宅で簡単に作ることができる薬膳シロップ。自然な甘味も、とても美味しく飲みやすいので、ぜひ試してみて下さいね。
(美養フードクリエイター・中医薬膳師 岩田まなみ)
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