食感がひき肉に似ていることから、ハンバーグやロールキャベツなどのひき肉料理に入れるとカロリーダウンができると評判の「高きび」。別名「コーリャン(もろこし)」と呼ばれるこの雑穀は、アンチエイジング効果のある栄養価がたっぷり含まれていて、さらには疲れやすい身体に栄養補給もしてくれる優れもの! 食欲の秋にピッタリのカロリーダウンを手助けしてくれる高きびレシピをぜひ覚えてみてはいかがでしょう。
■ひき肉代わりになる「高きび」って?
アフリカ原産の雑穀で、干ばつ地帯でも生長するほど生命力の強い穀物であることから、世界各国で栽培されています。中国ではコーリャンと呼ばれています。また、日本でも高きび以外にもろこし、とうきびなどの別名で呼ばれることもある高きびは、コクのある味わいとひき肉のような食感で「ミートミレット(肉の穀物)」と呼ばれるほど、食べやすい雑穀です。
■「高きび」の嬉しい効果3つ
1.アンチエイジング効果
高きびの特徴的な赤色の色素の部分には、アンチエイジング効果が高い「ポリフェノール」が多く含まれていますので、老化防止にオススメ!
2.ダイエット効果
しっかりとした食感で満腹感を促すほか、コレステロールの排出や血糖値の低下など、ダイエッターに嬉しいビタミンB1が豊富に含まれています。とってもヘルシーでダイエットにオススメです。
3.疲れた身体にパワーチャージ!
カリウムやリンなどのミネラル分が豊富なので、疲れやすい身体に栄養を補給してくれます。
■ひき肉代わりでカロリーダウン!高きび下ごしらえレシピ
(1)高きび(150g)をザルに入れて、サッと水を通して汚れを落とす。
(2)鍋に高きびを入れ、ひたひたのお水に10分浸ける。
(3)(2)を火にかけて、水が無くなり軟らかくなるまで湯がく(カップ1杯の高きびで約10分程度)。
(4)火を止めて、蓋をしてしっかり10分蒸らしたらできあがり!
■スーパーでも買える!「高きび」の価格や下ごしらえ後の活用法
下ごしらえの済んだ高きびは、冷蔵庫で2~3日程度日持ちします。残った分は、ラップに包んで冷凍保存すれば、半年以上は味が落ちずに保管ができるので、多めに下ごしらえをして、小分けにして冷凍保存するのがオススメ! つやプラの過去記事でもご紹介しているハンバーグをはじめ、ロールキャベツ、麻婆豆腐にパスタなどなど、いつものひき肉に半分量の高きびを加えれば、どんなお料理にも活用できます。高きびの栄養価も摂れ、食感が似ているので違和感なく食べられるのでとってもオススメ!最近では、百貨店や自然派の食品店だけでなく、スーパーでも販売されていて、100gで400円程度と購入しやすくなっています。ぜひ一度トライしてみて!
(雑穀マイスター/雑穀エキスパート 澁谷梨絵)
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【参考】
※小谷部理加著(2014)『雑穀マイスター資格取得テキスト』(キャリアカレッジジャパン)