「美しくいたい」というマインドは、年齢を問わず女性なら誰しもが抱く前向きな気持ち。しかし、「40代以降から”若々しく見える人”と”若作りしている人”といった二極化が目立つようになるのはなぜ?」と感じたことはありませんか?
自分自身はきれいになろうと頑張っているのに他人からは気合の入っている人と思われるなど、自分に自信がもてなくなってしまいますよね。果たして”若々しさ”と”若作り”の違いとはなんでしょうか。
ヘアライター&ヘアジャーナリストの筆者が、若々しくきれいに歳を重ねる美容のコツをご紹介します。
■肌を整え透明感のある女性像を目指す
年齢を重ねると顔のパーツが寂しくみえたり、肌のエイジングが目立ち始めることでどうしてもメイク行程が増えがちです。
特に多いのが、目周りのメイクが濃すぎることとベースメイクの厚塗りです。どちらも透明感が薄れ、欠点カバーに躍起になっている印象を与えてしまいます。
40代以降に必要なことは「透明感」
若い頃は顔の造作で美が左右されやすいですが、大人になればなるほど肌がきれいかそうでないかで人の印象は大きく変わりやすいです。
スキンケアによる十分な保湿や毎日のUVケア、目立つシミはレーザー治療をしたりクマ対策に気を配ると確実に肌の透明感がアップします。ファンデーションは薄付きでツヤ感の出るタイプを選べば、ツルンとした卵肌風に仕上がります。
肌がきれいだとパーツメイクも引き算しやすくなり、ヘルシーな素肌美人に近づけます。
■背筋を伸ばしてマイナス5歳
20代でもそうですが、どんなにスレンダーな美女でも立ち姿がだらしないと、ライフスタイルもだらしないイメージになってしまいます。特に年齢を重ねると、背筋が曲がっているだけで生活感やお疲れ感が出てしまうため、たとえきれいに着飾っていても老けた印象は拭えません。
これを解消するには、普段から背筋を伸ばす意識をすることが大切です。下腹部から頭頂部を一本の糸で上から引っ張られているイメージをもつと、上半身がスキッとした印象に導かれます。
背中が丸まったなと思ったらその都度、実践することが大事です。
無理のない靴選びを
無理にハイヒールを履いて姿勢が崩れるくらいなら、お洒落なスニーカーを履きこなす方が断然かっこいいです。
姿勢がきれいに保てる無理のない靴選びも、大人には必要といえるでしょう。
■ヘアスタイルでも若々しさを意識
40代でもロングヘア派が多い昨今ですが、大人女子の場合、ただ長いだけではどうしてもズボラに見えたり、黒髪だと重い印象になりやすいことも意識しましょう。普段からきちんとスタイリング剤やアウトバストリートメントをつけることも大事ですが、一番の落とし穴は”まとめ髪”。
なんとなくひとつ結びにすると髪がペタンと張り付いて見え、浮き毛や白髪も目立つため地味な雰囲気に寄ってしまいがち。まとめ髪の時こそきちんとブローをしてからまとめ、ひとつ縛りの時はスタイリング剤でツヤを与えましょう。それでも地味に見える場合、メイクでいつもよりメリハリをプラスするなどのひと手間を加えてみてください。
ケアが面倒なら潔くショートヘアに
髪色を少し明るくして透明感を出すと、大人の無造作ヘアもお洒落に決まります。ただし、このようなことが「面倒だな」と感じるなら潔くショートにするのも手。
ショートなら大人髪でもふんわりしやすく、メリハリや清潔感もあるので簡単に若々しさもアップします。
■手の甲、首のお手入れしていますか?
エイジング対策はどうしても顔や髪に目が行きがちですが、手の甲や首にも年齢は出やすいものです。特に、手は顔より10歳老けやすいといわれるため、手の老化が目立つとせっかくのネイルアートも魅力が半減してしまいます。
昨今のコロナ対策で消毒による乾燥肌を起こす人も多いようですが、もともと新陳代謝の悪いパーツのため普段からのお手入れを怠ると、どうしても老化スピードが加速しやすくなってしまいます。シミもできやすいパーツですから、UVケアとハンドクリームによる保湿は欠かさないようにしましょう。
同じく、首のシワも老け見えの原因につながります。お風呂上りにはきちんと首にもボディクリームを塗り、ハリ感のある肌に整えていきましょう。
■歯の黄ばみは想像以上の老け見えパーツ
最近はホワイトニングをする人が増えたことで、手入れをしていない歯の色素沈着は想像以上に悪目立ちしてしまいます。肌が白い人ほど色素沈着は目立ちやすいです。きれいにリップを塗った時も、歯の黄ばみは浮き立ってしまうから厄介です。
普段からコーヒーや赤ワインを飲んだ後は口をゆすいだり歯磨きを行うことは重要ですが、大人ならば定期的にデンタルクリニックでのホワイトニングがおすすめです。歯が白くなるだけで清潔感も宿り、若々しさもアップします。
大人女子の美の投資として、白い歯をキープしていきましょう。
年齢とともに、誰しもが見た目のあちらこちらが気になるもの。ですが、それらを手当たり次第にカバーするのではなく、ポイントをおさえた美容で自然かつ上手に美しさをキープすることも大人の醍醐味です。ぜひ、参考にしてみてくださいね。
(ヘアライター&ヘアジャーナリスト 小澤 佐知子)
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