化粧水や乳液、美容液などをひとつにしたオールインワンジェルは、時短でスキンケアをすますことができる頼れるアイテムです。けれど、40代以降の大人肌の女性は、使用感が気になったり、なんとなく物足りなさを感じることもあるのではないでしょうか。
そんなとき、「塗り方」のひと工夫で満足度が上がるかもしれません。
コスメコンシェルジュの筆者が、オールインワンジェルの効果的な塗り方をご紹介します。
■オールインワンジェルの効果的な塗り方
(1)適量を塗る
一度に使う量が多すぎると肌になじみにくく、少なければつっぱりやかさつきを感じる原因につながります。モロモロ(カスのようなもの)が出たことがある人は、多い量を塗っていたからかもしれません。
パッケージに記載されている量を必ず守るようにしましょう。
(2)ハンドプレスでなじませる
オールインワンジェルはジェル状なので、こすれに弱い性質をもっています。ですから、摩擦はNGです。
手のひらで顔全体を包み込み、じっくりとやさしくハンドプレスをしてなじませましょう。
(3)浸透するまでメイクをしない
朝使用する時は、以下の2点に気をつけましょう。
・浸透するまではメイクをしない
・こすらない
浸透する前にメイクを始めると、メイク崩れの原因につながります。また、ジェルはこすれに弱いため、日焼け止めを塗る時に力が入ったり、ファンデーションを塗る時のスポンジの圧が強いと、モロモロが出ることがあります。
■プラスワンテクで、満足感さらにアップ!
肌の状態は、日々変わるものです。特に、つやプラ世代は、水分・皮脂の減少、仕事や家事などの多忙によるストレスなど、肌にとっては良い状況とはいいにくいかもしれません。
オールインワンジェルを使ってもしも物足りなさを感じたら、プラスワンアイテムで満足度を上げましょう。
水分量を上げたい時は、前に+「化粧水」
オールインワンジェルには化粧水の役割をもつ成分が配合してありますが、つっぱり感が続いたり、ザラつきなどが気になったりする時は、水分が足りていないかもしれません。
そんな時は、先に化粧水を塗って、しっかりと浸透させた後にオールインワンジェルを塗りましょう。
油分が足りない時は、後に+「クリーム」や「オイル」
肌にツヤがない、逆にテカテカする場合は、油分が不足しているかもしれません。
オールインワンジェルを塗った後にクリームやオイルをプラスすると、油分がフタの役目をするので、保湿効果をより感じられると思います。
オールインワンジェルのポテンシャルを目一杯引き出すには、前に+「導入美容液」
洗顔後すぐに使う導入美容液は美容成分を肌へダイレクトに届けるため、その後に使う化粧品の効果を最大限に活かす効果が期待できます。
導入美容液を使う場合は、オールインワンジェルの前に使いましょう。
スキンケアが時短でできるオールインワンジェルには、美容成分がたっぷりと入っていてお得感があるものもたくさん販売されています。一度使ったけれど挫折した人も、この記事を参考にして、ぜひ再トライしてくださいね。
(美容ライター/コスメコンシェルジュ/ナチュラルビューティスタイリスト 稲毛 登志子)
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