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食べ合わせでパワーUP!管理栄養士が40・50代に勧める相性のいい食材

管理栄養士
今井尚美

夏に向けて気温が上がってきて、紫外線や暑さで体調を崩しやすい季節になりました。また、暑い季節こそ冷房による冷え対策もしっかりとおこないたいですね。

食材からできる対策をとるなら、考えたいのが「食べ合わせ」。食材同士の相性がいいと、食べたときに食材のもつ健康・美容効果を高めることができます。

さまざまな食材の並ぶ食卓

管理栄養士の筆者が、今の季節の40代・50代の方向けに食材からできる対策として、特におすすめの「相性のいい食べ合わせ」について、ご紹介します。

■管理栄養士おすすめ!相性◎な食材の組み合わせ

食べ合わせでパワーUP!管理栄養士が勧める相性のいい食材

(1)「アスパラガス×レモン」で美肌作用UP

アスパラガスの穂先には、抗酸化作用を持ち、血管を強くする働きがある「ルチン」が含まれています。

また、ルチンはビタミンCの吸収をよくする働きも持つため、美肌効果UPのために、ビタミンCが多い食材はアスパラガスと組み合わせましょう

「アスパラガス×レモン」おすすめの食べ方

アスパラガスをココナッツオイルで炒め、仕上げにレモン果汁を加えるのがおすすめ。

また、鶏肉とアスパラガスを炒めて、仕上げにレモンを加えて混ぜると、腹持ちのいいメイン料理になりますよ。

鶏肉のたんぱく質も摂取でき、レモンのクエン酸で疲労回復効果も得られます。

(2)「パプリカ×きのこ」で体調管理

パプリカには豊富なビタミンCが含まれています。ビタミンCは、美肌・美白作用があるほか、免疫力を高める働きもあります。

一方、きのこに含まれる「βグルカン」も、免疫に関わり、体の抵抗力を高めるといわれています。

ビタミンC×βグルカンで、日頃の体調管理ができますね。

また、βグルカンは不溶性食物繊維の一種なので、便秘気味の方にもおすすめですよ。

「パプリカ×きのこ」おすすめの食べ方

パプリカとエリンギをオリーブオイルで炒め、酢・オリーブオイル・塩・こしょうで味付けすれば、マリネの出来上がり。

お好みでわさびをプラスすると爽やかな風味が楽しめますし、ツナをプラスしてたんぱく質の量をUPするのもいいですね。

(3)「しいたけ×青魚」で血液サラサラを目指す

しいたけには、「エリタデニン」という成分が含まれています。エリタデニンは、血液中のコレステロールなどを下げたり、血液の流れをよくする働きがあるといわれています。

同じく血液をサラサラにする働きがある青魚と組み合わせることで、効率よく血行をよくすることができますよ。

薄着になる季節でも、体が冷えると代謝が悪くなったり体の不調の原因になったりするので、食事からも意識してみましょう。

「しいたけ×青魚」おすすめの食べ方

しいたけと鯖缶を使って、炊き込みご飯にするのがおすすめ。鯖に含まれるDHAやEPAを無駄なく摂取することができます。

また、さんまとしいたけ等のきのこ類と炒めて、ガーリック・塩・こしょうで味付けしてもいいですね。にんにくの疲労回復効果も得られますよ。

体調を整えるには、食からの対策も大切です。美容や健康にいい食材を摂りたいのはもちろんですが、さらに組み合わせを意識して、食材の栄養素を可能な限り引き出せるといいですね。

(フリーランス管理栄養士 今井 尚美)

 

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【参考】
ルチン – わかさ生活
βグルカンで菌活 – ホクト
βグルカン – わかさ生活
シイタケ – わかさ生活※板木利隆 監修『からだにおいしい 野菜の便利帳』(2008年)高橋書店

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