ビタミン、ミネラル、ポリフェノール、食物繊維と、美容と健康に役立つ栄養素がたっぷり詰まったフルーツ。どれも美味しいですよね。
これから美味しくなるパイナップルも、食物繊維が豊富で美腸に役立つフルーツです。ですが、ちょっと大きくて、買うのを躊躇される方も多いのではないでしょうか?
美容と健康に役立つ食スタイルを提案して17年の美養フードクリエイターである筆者が、パイナップル1個を無駄なく美味しく食べる保存方法をご紹介します。
■パイナップルの美腸成分2つ
(1)食物繊維
スジっぽい食感からもわかるように、パイナップルは不溶性食物繊維が豊富なフルーツです。
不溶性食物繊維は、水を含んで膨らみ、便のカサを増してスムーズな排出をサポートします。日ごろから食べる量が少なく、便秘がちな方におすすめのフルーツです。
(2)酵素
パイナップルには、ブロメラインというたんぱく質分解酵素が含まれています。お肉をパイナップルに漬けておくと、柔らかくなることでも知られていますね。
このたんぱく質分解酵素には、胃液の分泌をうながし、食べたものの消化を助ける働きがあります。胃と腸は1本の管でつながっていますから、胃の調子を整えることは腸の調子を整えることにもつながります。
またブロメラインには、腸内の有害物質を分解する作用も期待されているそうですから、胃腸の調子を整えるフルーツといえます。
■美腸に役立つおすすめの食べ方
パイナップルは、レタスやトマトより食物繊維が豊富です。繊維をしっかり摂りたい方は、野菜サラダの代わりにパイナップルとヨーグルトを和えた一品がおすすめです。
パイナップルの酵素は熱に弱いため、生で食べることで酵素を壊さず摂れるだけでなく、ヨーグルトに含まれる有用菌も一緒に摂ることができますから、腸活に◎。
■丸ごとパイナップルを無駄にしない食べ方2つ
(1)冷凍
パイナップルは、冷凍保存ができるフルーツです。食べやすい大きさにカットして冷凍します。
そのままシャーベットのように食べても、解凍してから食べても、どちらも美味しく食べることができます。
(2)乾燥
ドライパイナップルは、手作りすることができます。5mm程度の厚さにスライスしたパイナップルを、ざるに乗せて天日干しします。1日1回ひっくり返しながら、お好みの固さになるまで干しましょう。干した後は、湿気らないように密閉容器で保存します。
おうちで作ったドライフルーツなら、無添加ですから、安心して食べることができますね。
これからますます美味しくなるパイナップル。冷凍や乾燥を使えば、丸ごと1個もあせらず美味しく食べきれます。いろんな食べ方を楽しんで、腸内環境に役立てたいですね。
(美養フードクリエイター・中医薬膳師 岩田まなみ)
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