顔や身体がむくんでいるとテンションが下がってしまいますし、気分や体調もなんだか重だるくなってしまうものです。40代、50代の皆さまも、むくみで悩むことがあるのではないでしょうか。
国際薬膳調理師である筆者が、むくみやすくなるNG習慣とむくみ改善におすすめの食材を4つご紹介します。
■むくみやすくなるNG習慣
以下の項目に思いあたることがないかチェックしてみてください。
□冷たいヨーグルトを食べる
□ビールや酎ハイが毎晩の楽しみ
□生野菜サラダとフルーツをよく食べる
□水分補給の際に、一度にゴクゴクと飲んでしまう
□一日のなかで座っていることが多く、身体を動かす習慣がない
薬膳の世界でむくみは、胃腸系システムである「脾(ひ)」が弱っている、水分のとり過ぎ、体外に余分な水分を排出できないといったことが主な原因と考えます。
冷たいものや加熱していないものを頻繁に飲食すると脾が弱りやすく、身体を動かさないことで血の巡りが悪くなり水分を外に追い出す力が弱くなる場合があります。
むくみにくい身体になるためには、「冷たいものはさけて温かいものを食べる」「運動をして血の巡りを良くする」「水分を過剰に摂取しない」ことを心がけましょう。
■余分な水分を排出して軽やかな身体に導く食材3つ
余分な水分はむくみや水太りの原因につながるだけではなく、だるさや頭痛を招く場合もあります。もし、むくみを感じるのであれば以下の食材をとり入れましょう。
(1)春雨
わかめスープに春雨を入れると、より効果アップを狙えます。わかめにも利尿作用が期待できます。
胃腸を温めることも効果アップにつながりますので、生姜をプラスするとさらに良い組み合わせになります。
(2)白菜
白菜と豚肉の組み合わせは、余分な水を外に追い出す素晴らしい組み合わせです。重ね煮が簡単で胃腸に負担がかからない調理法なのでおすすめです。
玉ねぎや生姜などの身体を温める食材も加えましょう。
(3)黒豆
普段飲んでいるお茶を黒豆茶に変えると良いでしょう。黒豆には利尿作用が期待できます。
身体を冷やすとむくみの原因につながりますので、ホットでいただくことを意識してください。
■水分は1日2リットル飲まなくてOK
水分は飲み物だけではなく、味噌汁やスープなどの食事にも含まれています。実は、私たちは意外と水分をとっていますので、毎日無理に2リットルの水を飲む必要はありません。
真夏でなければ、喉が渇いたと感じたら飲むようにすると良いでしょう。
舌を見た時に白い苔がべったりとついていたり、舌の脇に歯形がついているのであれば余分な水分が溜まっているサインですので、生活のなかで舌のチェックもしてみてください。
溜め込まず軽やかな身体を作るためにも、食習慣や水分との向き合い方を改めて見直してみてくださいね。
(薬膳ライフバランスプランナー/国際薬膳調理師/コラムニスト 倉口 ゆうみ)
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