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白米+●●で老けない!一緒に食べるべき食材3つ

国際薬膳調理師
倉口ゆうみ

ダイエットのために「白米」を抜いているという方はいませんか?

薬膳の世界では、白米はエイジングケアにもつながる食材だと考えますので、つやプラ世代の皆さまこそ白米を抜いてはいけません。また、白米のお供にする食材に気を配ると、手軽にエイジングケアも叶います。

白米でエイジングケア!老化速度を穏やかにする白米の食べ方

ずぼらだけど薬膳のプロである筆者が、白米と組み合わせるとエイジングケアになる食材を3つご紹介します。

■エイジングケアに欠かせない2つのキーワード

薬膳のベースになっている中医学(中国伝統医学)では、「腎(じん)」という臓腑を労わることが老化対策に必要なことと考えます。

なぜなら、腎は人体の生命エネルギーを蓄える臓腑で、女性ホルモンとも密接に関わっているからです。また、身体をうるおしたり温めるストーブのような働きをしている臓腑なので、腎が弱るとほてりや冷えといった不調を感じやすくなります。

老化の速度は生まれもったエネルギー量と食習慣、ライフスタイルなどによって個人差があります。生まれもったエネルギー量を変えることはできませんが、食習慣とライフスタイルを変えることはできます。

■白米のお供にしたい食材3つ

食習慣を見直す時に大事なキーワードが、「腎を労わること」と「気を補うこと」です。気は生命エネルギーですので、この気が減ると髪や肌のパサつき、気持ちのアップダウンを感じやすくなるので老け見えの原因につながります。また、疲れやすさやだるさも感じやすくなります。

日々の食事で腎を労わり、気を補うものをいただくことを意識しましょう。そこでおすすめしたいのが、気を補う「白米」。白米を食べる時は、組み合わせる食材にも気を配るようにしましょう。

エイジングケアを叶える筆者一押しの食材を3つご紹介します。

(1)山芋

腎を労わる食材のひとつが「山芋」です。また、エイジングケアには消化吸収システムである「脾(ひ)」の働きを高めることも必要になります。なぜなら、せっかく食材に気を配っても脾の働きが弱いと食材の力を十分に発揮できません。山芋は脾を労わりながら腎を労わるので、効果的にエイジングケアができる食材だといえます。

山芋は食べるエイジングケア食品です。すりおろして、とろろご飯としていただきましょう。とろろご飯は最高のエイジングケアメニューです。のりをトッピングするとさらに良いでしょう。

(2)黒豆納豆

納豆を選ぶなら、黒大豆からできた「黒豆納豆」をチョイスしましょう。黒い食材は腎を労わる食材で、昔から老化対策のために食べられてきた食材です。

また、大豆製品には脾の働きを高めることも期待できますので、黒豆納豆ご飯はエイジングケアを叶えるキーワードが全てそろっているメニューだといえます。黒すりごまをトッピングすると、さらに効果アップが狙えますのでお試しください。

ただし、納豆は少し消化しにくい性質もありますので、胃腸の調子が良くない時は納豆は控えた方が良いでしょう。調子が良くない時は、上記のとろろご飯がおすすめです。

(3)豚ひき肉の生姜炒め

肉を食べたい時は「豚肉」を選びましょう。腎という臓腑が冷えてしまうと働きが低下しやすくなります。豚肉は身体を温めも冷やしもしない「平性(へいせい)」というグループに属する食材なので、身体を温める食材である「生姜」をプラスことで腎を労わる作用がアップします。

また、消化がスムーズでないと栄養を吸収しにくくなるので、消化がスムーズになるように「豚ひき肉」を使うこともポイントです。生姜と豚ひき肉を炒めて醤油、酒、みりんで味付けをすれば、ご飯がすすむ一品が完成します。

ダイエットのために白米を食べないという選択をしている方もいらっしゃいますが、中医学的には老化を加速させる場合があると考えます。今回ご紹介した組み合わせを参考に、内側からエイジングケアを意識してキレイと元気を育んでいきましょう。

(薬膳ライフバランスプランナー/国際薬膳調理師/コラムニスト 倉口 ゆうみ)

 

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