「朝ご飯はやっぱりパンとコーヒー」という方は少なくないはず。ですが、トーストは好きだけれど糖質や栄養素の偏りが気になりますよね。
インナービューティー料理研究家の筆者が、アンチエイジングに嬉しい食材をのせたお手軽トーストのレシピをご紹介します。いつもと違う味わいで朝ご飯を楽しみつつ、キレイを磨きませんか?
■朝トーストでアンチエイジング!?
シンプルな「バタートースト」や「あんバタートースト」は、美味しいけれどそれだけでは栄養が足りません。アンチエイジングを意識するなら、「たんぱく質」や「カルシウム」「ミネラル」などを補給できる“ちょい足しトースト”がおすすめです。
パンに具材をのせて焼くだけでOKです! 身近な食材でも十分美味しいトーストが完成します。
パンは米粉入りパンや全粒粉入りパン、ベーグルなどを選ぶことで、糖質やカロリーを抑えることができますよ。
■おすすめトーストレシピ3つ
トーストにたんぱく質やカルシウムを手軽に足せる食材といえば「チーズ」。将来の骨粗しょう症対策のためにも大切なカルシウムですが、案外40・50代は不足しがちな方が多いと思います。
チーズには健やかな新細胞のもととなるたんぱく質も豊富です。定番のハム&チーズだけではなく、他のアレンジもおすすめです。チーズの種類を変えるだけでも新鮮な味わいになります。
(1)カマンベールチーズと生ハム、ちりめんトースト
とろりとしたなめらかな舌触りが特徴の「カマンベールチーズ」。そのままワインのおつまみなどとして食べるイメージが強いですが、焼いてトーストにしても美味しいですよ。
生ハムのほどよい塩気も、まろやかなカマンベールと合わせることでやさしい味わいに。生ハムがなければ普通のハムやベーコンでもOKです。
ちりめんじゃこをプラスすることで、不足しがちなカルシウムをより多く補給できるトーストになります。
(2)チェダーチーズとコンビーフのペッパートースト
濃厚な味わいが特徴の「チェダーチーズ」。特に、「レッドチェダーチーズ」はハンバーグやハンバーガーなどに使われることも多く、肉類との相性が抜群のコクのあるチーズです。
トーストにするならコンビーフとの組み合わせがおすすめです。重要なエネルギー源であり新しい細胞のもとになるたんぱく質をしっかり補給できますよ。
ブラックペッパーをまぶして味を引き締めるのが筆者のお気に入りです。
コンビーフのかわりに、鯖缶をほぐしてチェダーチーズと合わせても美味しいですよ。いろいろと試してみましょう。
(3)モッツァレラチーズとドライトマトのトースト
もっちりとしたほどよい弾力と軽やかな味わいが特徴の「モッツァレラチーズ」。サラダに使うイメージが強いですが、トーストにしても美味しいですよ。
ドライトマトのオイル付けやバジルの粉末(パセリでもOK)と合わせたイタリアンテイストなトーストがおすすめです。ドライトマトをオリーブオイルに漬けたビンは、市販のものを使えば手軽に調理することができます。
トマトに豊富な「リコピン」やオリーブオイルに豊富な「ビタミンE」など、抗酸化作用の高い栄養素を補給できる嬉しいトーストです。
抗酸化作用の高い食材を合わせたチーズトーストは、強まる紫外線ケアのためにもおすすめの朝ご飯となります。良質なオイルも補給できます。
身近な食材と個性的なチーズを組み合わせて手軽に作ることができるトーストのレシピをご紹介しました。レタスやスプラウトなどの野菜をさらに足せば、彩りも良くより栄養価の高いトーストに仕上がります。
「いつものトーストに飽きた」「もっと朝ご飯を楽しみたい」と思ったら、ぜひお試しくださいね。少しの冒険で日々の暮らしに刺激や発見が生まれ、心身ともに健やかに美しくなれますよ。
(インナービューティー料理研究家 フードコーディネーター 國塩 亜矢子)
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【参考】
※吉田企世子・松田早苗/監修(2016年)『あたらしい栄養学』高橋書店※上西一弘/著(2016年)『栄養素の通になる』女子栄養大学出版部※板木利隆/監修(2008年)『からだにおいしい 野菜の便利帳』高橋書店※吉田企世子/監修(2016年)『旬の野菜の栄養辞典』エクスナレッジ※蒲池桂子/監修(2010年)『美肌美人栄養学』エクスナレッジ※三輪正幸/監修(2012年)『からだにおいしい フルーツの便利帳』高橋書店※伊達友美/著(2010年)『食べる美女肌セラピー』エクスナレッジ※平田 雅子/監修(2010)『不調をなおしてキレイになる 女性ホルモン基本事典』成美堂出版