気温が高くなり始め、メイク崩れが気になる季節がやってきました。
メイクレッスンを受講される40代以降の方には、「メイク直しをしない」という方が大勢います。理由はただひとつ、「面倒だから」ということです。確かに、メイク直しの時間がとれない時もあるでしょうし、広い化粧室がないとコスメポーチを出すこともたいへんです。
そんな方は、朝に「メイクフィックスミスト」を使うことで、昼間のメイク直しの手間を省くことができます。
肌育美容家の筆者が、メイクレッスンで「メイク直しが面倒」という受講生さんに教えているメイクフィックスミストの使用法と、その実力をお伝えします。
■一年以上のマスク生活で、メイクフィックスミストも進化
2020年にマスク生活が始まり、一番の悩みは“メイク崩れ”だという調査結果があるそうです。そこで、化粧品各社も2020年から「メイクフィックスミスト」の発売に力を入れています。
メイクフィックスミストは、ニューノーマルな生活が始まる前はあまり馴染みのなかったコスメですが、昨年から発売されているミストは、以前よりも化粧もちがグンと高まっています。さらに、デパコスからプチプラまで種類も増えて、自分に合ったものが選びやすくなりました。
機能も進化し、暑さで火照った顔を鎮静してくれる「冷感タイプ」、花粉やPM2.5などのアレルゲンの付着を防いでくれる「プロテクトタイプ」、冷房の影響による乾燥を防いでくれる「オイルインの保湿タイプ」など、さまざまなラインナップがそろっています。
■メイクをした後の効果的な使い方
メイクの後にシュッと吹きかけるだけで、メイク崩れを防いでくれる「メイクフィックスミスト」。実は、よりメイクを崩さないようにする使い方があります。
1回で、4〜5プッシュが使用量の目安です。
その際、同じ部分に何度もスプレーするのではなく、おでこ、頬、口元、鼻中心と分けてスプレーすることで、皮脂の出やすいTゾーンに重なり、よりメイク崩れを抑えることができます。さらに、上から下へとボトルを動かしながら吹きかけることで、より広範囲にミストが広がります。
■メイクフィックスミストの効果とは
リキッドファンデーションを塗った後に、メイクフィックスミストをスプレーしました。3分ほど置いてからティッシュオフしてみると、ティッシュへの色移りが違うことを実感できます。
その後、水をスプレーして指で中央をなでると、写真のように違いがわかりました。つまり、マスクのなかが蒸れて水分が多くなり摩擦が起きても、崩れにくいということですね。
さらに、メイク後にメイクフィックスミストをスプレーし、マスクで外出すること3時間。この日は気温が高く筆者はかなり汗をかきましたが、マスクにファンデーションが全くついていませんでした。
■進化した多機能メイクフィックスミスト3選
(1)ドラマティックミスト/マキアージュ
オイルインタイプの保湿機能が備わったこちらのアイテムは、冷房などの影響による乾燥から肌を守ってくれます。
朝だけではなく携帯し、メイクの上から使うこともできます。
(60ml 税込価格1,760円)
(2)メイク キープ ミスト EX/コーセーコスメニエンス
オイリー肌の人におすすめです。
皮脂やテカリを抑えてくれるので、筆者はクッションファンデーションやクリームタイプのファンデーションのメイクの時に使っています。
(40ml(トライアル) 税込価格880円/85ml 税込価格1,320円)
(3)生つやキープミスト/ウルミナプラス
こちらのアイテムは、ひんやりとした冷感タイプ。朝のメイクの仕上げに使うことで、気持ちもリフレッシュします。
筆者は化粧直し用に持ち歩き、スプレーしてからリタッチすることで、マスクで蒸れた肌を鎮静しています。
(70ml 税込価格1,078円)
梅雨時の湿気の多くなる季節には、メイクフィックスミストを上手にとり入れて、化粧崩れから肌を守ってください。ワンアイテム加えるだけで、朝のみずみずしいメイクを保つことができます。
(肌育美容家 今泉 まいこ)
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【参考】
※ドラマティックミスト – マキアージュ
※メイク キープ ミスト EX – コーセーコスメニエンス
※生つやキープミスト – ウルミナプラス