濡れたような質感のヘアスタイリングが流行っていますが、大人世代には抵抗を感じる方も少なくないかもしれません。しかし、濡れ髪は若見えにとても効果的。年齢が気になり始めた方に、ぜひとり入れていただきたいです。
美容ライターでコスメコンシェルジュの筆者が、濡れ髪の若見え効果とおすすめのスタイリング剤をご紹介します。
■濡れ髪で若見えする理由
髪のハリやコシは加齢によって低下していき、ツヤが失われた大人の髪は乾燥しやすくパサついた印象になりやすいです。さらに、毎日のシャンプーやドライヤー、スタイリング剤、紫外線などの影響で、乾燥がどんどん進んでしまう場合もあります。髪のパサつきや広がりが目立つと、実年齢以上に老けて見えることも珍しくありません。
そんな時に活躍するのが、髪を濡れたような質感に仕上げる「スタイリング剤」です。オイルでセッティングする濡れ髪は、不足した油分を補いツヤめく髪を演出します。
■大人の濡れ髪には「上品さ」がマスト
濡れ髪にするうえで気をつけたいのが「清潔感」。髪を洗っていないように感じるほどオイリーにすることはさけてください。とくに夏は皮脂が出やすくベタつきも気になりやすいため、控えめな量のスタイリング剤で十分です。
大人世代はトレンド以上に上品さを重視したいもの。濡れ感は、ツヤをプラスするイメージでとり入れることをおすすめします。
バランスのいい濡れ髪にするコツ
スタイリング剤を手に伸ばし、毛先から中間につけていきます。頭頂部には塗らないようにしてください。
ポイントは、内側まで揉み込むこと。仕上げに手ぐしで整えると、ナチュラルな束感ができます。
■濡れ髪づくりに活躍するアイテム3選
(1)メルティバター バーム/ジェミールフラン
2種類の植物性バターが配合された、バームタイプの洗い流さないトリートメント。ヘアケアとして使えるのはもちろん、やりすぎない濡れ感をもたらすすぐれものです。
手になじませるとバームがとろけ、髪全体にも簡単に伸ばすことができます。ハンドクリームとしても使用可能です。
髪につけると、自然な束感ができるくらいの適度なしっとり感があります。乾燥を和らげながら、抵抗なく濡れ感を楽しませてくれます。甘くさわやかなピオニーの香りに、髪とともに心まで弾むでしょう。
濡れ感★★★★☆ 軽やかさ★★★★☆ 保湿力★★★★★ 利便性★★★★☆
(40g 税込価格2,420円)
(2)プロミルオイル/Promille
濡れ感はきちんと出しつつ、サラッとした質感の重たすぎないオイル。「セサミンオイル」をベースに16種類の天然植物オイルを配合しており、保湿効果は十分です。
軽やかなテクスチャーなので塗布しやすく、簡単に濡れ髪に仕上がります。
ベタつきが気にならないのに、トレンド感のある濡れ髪を簡単に演出することができます。やさしいナチュラルローズの香りなので使いやすく、バランスのとれたオイルをお探しの方にぴったりです。
濡れ感★★★★★ 軽やかさ★★★★☆ 保湿力★★★★★ 利便性★★★★☆
(50ml 税込価格1,980円(編集部調べ)/150ml 税込価格3,300円(編集部調べ))
(3)ぬれ髪クリエイター/CAWAIDEA
部分使いや外出先での使用に便利なマスカラタイプ。サッとひとなでするだけで、手を汚すことなく簡単に濡れ感をプラスすることができます。
7種の植物オイルを贅沢に配合しながら、ベタつきや重さのない軽やかな使用感も魅力的です。マスカラブラシなのでつきすぎることもなく、塗る回数で量を調整することができます。
筆者は後れ毛にだけ使うことが多く、ヘアアレンジの仕上げに活躍します。今回はしっかりとつけましたが、塗る量を減らせば軽めの仕上がりも可能です。
濡れ感★★★★★ 軽やかさ★★★★☆ 保湿力★★★★☆ 利便性★★★★★
(12ml 税込価格1,280円)
「ツヤ」は若々しさをただよわせる頼もしい味方です。濡れたような上品なツヤをとり入れ、いきいきとした印象を楽しんでくださいね。
(コスメコンシェルジュ 古賀 令奈)
【関連記事】
・黒髪ストレートで老け見え?アラフィフの若見えヘアのポイント
・白髪染め&ヘアカラーが色落ちしやすくなる5つのNG習慣
・40•50代が避けるべき!時代遅れな老け見えヘア3つ
・「白髪」の原因と減らすためにすべき事2つ