即効性からも話題の炭水化物抜きダイエット。数キロはすぐに落とすことができますが、筋肉で蓄積されていた水分が体外へ流れ出しただけの場合もあり、あまりオススメできません。

炭水化物を抜くことで、身体は燃費を抑えようとエネルギーを消費しないようになり、やせにくい身体になる可能性も。特に朝食でご飯をしっかり摂れば、太りにくく代謝のいい身体を作り上げるという考え方もあります。

米・雑穀・麹の専門家の筆者が、その理由と朝ご飯簡単レシピをご紹介します。

■知ってた？朝食の役割と期待できること

食べれば身体も目覚める!?集中力もアップする

人は眠っている間は体温が下がり、脳や臓器が休止モードになっています。朝、目覚めたら、休止モードになっている身体を起こすために、体温を上げ脳や臓器を活動モードにしてあげなくてはなりません。

そこで、大切なのが脳と身体を起動するための朝食。食べると体温が上昇して脳や臓器が活発に動くので、集中力も増すと考えられます。咀嚼によって脳を刺激し、胃腸も動かすので身体も目覚めますよ。

人は睡眠中に身体を休めて再生と回復を行いますが、睡眠中もエネルギーを使うため、朝食はそのエネルギーを補給するという役割もあります。

朝食は食べても太らない？

朝食を食べると、1日活動するエネルギーが補給され、集中力と体温が上がります。体温が上がった状態で身体を動かせば、エネルギーの燃焼もアップ！　摂取したカロリーも消費燃焼されていくので、朝食はたくさん食べても太りにくいと言われているのです。

■忙しい朝にオススメ！ほたて缶の混ぜご飯(1人前)

忙しい朝にもおすすめのまぜごはんレシピをご紹介！　缶詰を使って簡単にできるので、ぜひ試してみてくださいね。

＜材料＞

・ご飯　2膳分（300g）

・ホタテ貝柱水煮缶（120g）　1個

・マヨネーズ　大さじ1

・醤油・七味唐辛子・海苔　各少々

＜作り方＞

（1）ほたて缶詰をマヨネーズ、醤油、七味唐辛子で和える。

（2）ご飯に（1）をさっくり混ぜる。

（3）器に盛ったら、上に海苔を掛けてでき上がり！

併せて具たくさんの味噌汁を食べれば身体も温まります。太りにくい身体を作りたい方こそ、ぜひ朝食をしっかり摂って、代謝を上げて！

（5ツ星お米マイスター／ごはんソムリエ　澁谷梨絵）

 

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【参考】
※大坪研一著(2011)『お米マイスター認定講座―知識講座(★★★)テキスト』(日本米穀小売商業組合連合会)