さまざまなスーパーフードが注目されていますが、海外セレブもこぞって取り入れているのがグリーンのスーパーフードです。世界一栄養価が高いと言われるものや、栄養の吸収率が非常に高いもの、食欲をコントロールすると話題の成分など、アンチエイジング世代には欠かせない要素がたっぷり。毎日の暮らしに取り入れたいグリーンフードを4つご紹介します。
(1)ダイエットなら、ほうれん草由来の「チラコイド」
ダイエットをサポート
「チラコイド」は、ホウレンソウから抽出した成分です。スウェーデンのルンド大学の研究によって発見された成分で、糖の吸収を穏やかにしたり、食欲を抑えるホルモン「レプチン」や「コレシストキニン」の分泌を高める働きがあり、画期的なダイエット成分として注目を集めています。
サプリメントで摂取を
残念ながら、ホウレン草を食べてもチラコイドを吸収することはできないそうですから、気になる方は、サプリメントをチェックしてみて!
(2)デトックスにおすすめの「ユーグレナ」
研究が進む栄養の優等生
「ユーグレナ」も、スピルリナと同じ藻の仲間です。栄養価が高く吸収率の良いグリーンフードで、ミドリムシとも呼ばれています。食用の歴史は浅いものの、研究が進んでいます。
腸内環境美化でデトックス
ユーグレナだけに含まれる「パラミロン」と呼ばれる成分には、余分なコレステロールなど、不要なものを吸い取る働きのほか、プリン体の吸収を抑制することがわかっています。オリゴ糖よりも乳酸菌を活性化させる力が強いため、腸内環境美化にも◎。デトックスにオススメのスーパーフードです。
(3)栄養満点の「スピルリナ」
栄養素が吸収されやすい!
世界最古の植物とも言われる「スピルリナ」は、藻の仲間です。藻は植物と動物との間のような存在で、どちらの性質ももっています。通常、植物の細胞には細胞壁と呼ばれる固い膜があるため、栄養素が全て吸収できるわけではありません。ところが、スピルリナには、この細胞壁がありません。ですから栄養が吸収されやすく、95%が身体へ吸収されると言われています。
あのNASAも研究中
クロロフィルやカロテノイドなどの抗酸化物質、ビタミン、ミネラルのほか、体内で合成できないため食べものからとる必要のある脂肪酸やアミノ酸などが含まれています。とても栄養価が高いうえに食用の歴史も長く、NASAでも研究されている食品です。
(4)世界一の栄養価!?「ブルーグリーンアルジー」
こちらも藻の仲間で、世界一栄養価が高い食品と言われています。ビタミン、ミネラルアミノ酸の他、必須脂肪酸やポリフェノールなど89種類の栄養素をバランス良く含んでいます。スピルリナやユーグレナと違うのは人工的に栽培するのが難しいため、高価な点。免疫力UP、コレステロールの改善、脳機能の活性化など、さまざまな効果が期待されています。
美と健康を追求する海外セレブやモデルたちも注目のグリーンフード。いち早く取り入れて、ヘルスコンシャスな食生活を目指してみてはいかがでしょうか。
(美養フードクリエイター 岩田 麻奈未)
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【参考】
※スピルリナとは – DICライフテック
※未来食材「ミドリムシ」 – ユーグレナ
※ブルーグリーンアルジー(AFA)の特徴 – クリークコム
※チラコイドの研究結果 – Greenleaf Medical