あなたは普段、体を左右に倒す動きを意識して行っていますか? おそらくほとんどの人は、その動きを行っていないと思います。
しかし、体を横に倒す動きをしないことが、脇腹のお肉を目立たせてしまう原因になることがあるのです。
女性の体型改善の専門家であるパーソナルトレーナーの筆者が、寝る前に30回で脇腹をスッキリさせるエクササイズを紹介します。
■日常生活で使われない脇腹
日常生活で、体を横に倒す動きはほとんど行われません。
その理由は、特に行う必要がない動きだからなのですが、この動きを行わないことで、脇腹の筋肉が徐々に衰えてきてしまいます。
体を左右に倒して起こすという動きは、脇腹の筋肉である腹斜筋が行っているのですが、日常で同じ姿勢がずっと続いている場合、あまり腹斜筋が使われません。
この腹斜筋が弱くなることで、脇腹のお肉が目立ってきてしまうことになるのです。
■腹斜筋が弱くなると肋骨が開く
腹斜筋は、肋骨の外側・下縁から骨盤の上部にかけてくっついている筋肉です。
この筋肉が弱くなることで、肋骨が外側に開いてきてしまいます。
この図のように、肋骨が外側に開くことで、骨盤と肋骨の位置の差がなくなってしまいます。そのためくびれはなくなり、脂肪は外側に移動し、脇腹のお肉が目立つようになってしまいます。
ですから、腹斜筋を鍛えて肋骨を絞めていく必要があるのです。
■寝る前に“30回”!腹斜筋を鍛える「ヒールタッチ」のやり方
腹斜筋を動かして鍛える「ヒールタッチ」というエクササイズを紹介します。横になって行うエクササイズなので、寝る前の毎日の習慣にしましょう。
(1)膝を曲げて仰向けに寝っ転がります。かかとはできるだけお尻に近づけます。
(2)左手で、左のかかとを触りにいきます。
(3)続いて右手で、右のかかとを触りにいきます。
(4)(2)〜(3)の左右をそれぞれ15回づつ、合計30回繰り返します。
(5)比較的楽にできるようだったら、かかとの位置をお尻から少し遠くして、脇腹の動きを大きくしましょう。
日常生活で脇腹の筋肉はほとんど動かされませんから、徐々に筋肉は衰えて、脇腹のお肉が目立ってきます。
ご紹介したエクササイズで、寝る前に毎日30回筋肉を動かして、引き締まったお腹を手に入れましょう。
(パーソナルトレーナー 藤本 千晶)
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