ヘアスタイルのお悩みは、何歳になってもありますよね。「いったい自分にはどんなスタイルが似合うんだろう?」「流行りのスタイルにしたいけれど、今の悩みは解決できるかな?」など、迷走中の方も多いはずです。
40代以降は髪の毛の悩みを抱えている方も多いでしょう。ハリがなくなってぺたんとなってしまったり、髪の毛の量が減ってなかなか思うような感じにならなかったりと、筆者の美容室に通うお客様も様々なお悩みを抱えています。
美容師の筆者が、サロンに来られる40・50代のお客様に一番オーダーの多い、つやプラ世代のお悩みを解決してくれるトレンドのヘアスタイルをご提案! 失敗しないポイントもアドバイスいたします。
■40・50代のお悩み解決!お手入れ楽々トレンドヘアスタイル
(1)おでこのしわが気になるなら!老け見え防止にシースルーバング
シースルーバングとは、韓国で流行し、日本でも大人気になった「薄めで透け感のある前髪」です。若い世代の流行りの前髪といった印象もありましたが、実は幅広い世代で人気です。
「若く見せたい!」「おでこのしわを隠したい!」などの理由から「前髪を作りたい」とおっしゃる方も多いのですが、存在感のありすぎる前髪は嫌だという方も結構いらっしゃいます。
そのような方に人気があるのが、シースルーバングなのです。
透け感があるため少量の前髪で雰囲気が変わり、長さを短くしすぎなければ、量が少ないので斜めに流したり前髪をあげたりすることが可能なため、幅広い世代に人気があります。
しかし、髪の毛のお悩みが多い40代以降は、気を付けたいポイントもあります。
注意点:前髪の量を少なくしすぎると、逆に薄毛に見えてしまう
少量にしすぎても寂しい感じになってしまうため、正面からみて前髪の印象が感じられるぐらいの量は必要です。
最近では、20代の若い世代の方たちがかなり薄めの前髪を作っていることも多いですが、40代、50代の大人世代は髪の毛が細くなってくるなどお悩みも増えてくるため、少なすぎても難易度が高いように感じます。
透け感がポイントの前髪ですが、存在感が多少感じられるくらいの量で設定しましょう。
注意点:前髪のスタイリング剤のつけすぎに注意
スタイリング剤を根元からつけすぎると、量が少ないためペタッとなりすぎてしまいます。
時間がたってくると、頭皮も肌と同じで油分が出てくるため、根元からウエットになりすぎてすだれのような前髪に。
スタイリング剤をつける際には、毛先に少しだけつけるようにしましょう。
(2)いつものボブに飽きた方に!スタイリングも楽なこなれ感切りっぱなしボブ
ここ数年人気の高い切りっぱなしヘア。今っぽい雰囲気になり、はねても形になるのでスタイリングが楽です。
上記の写真は、どちらも乾かしてスタイリング剤をつけた仕上がりです。筆者の美容室に通うお客様からも、「とにかく楽」というお声が多いです。
お悩みを解消できる流行りのヘアスタイルにしたのなら、自分でスタイリングできる髪型が良いですよね。
マンネリ化したボブスタイルに飽きた方におすすめです。
注意点:毛先の長さは慎重に決める
切りっぱなしのボブスタイルは毛先を重ために設定するため、毛先に多少のボリュームが残ったスタイルになります。
40代を過ぎると気になるのが、顔のたるみです。たるみの気になる顎ラインの位置に長さを設定すると、ワイドにボリュームが出すぎて、余計にたるみを強調したスタイルになってしまいます。
顔の形にもよりますが、長さは美容師さんと相談して決められることをおすすめします。
丸顔の方は、縦長に見せると顔のラインをカバーできるので、顎下ラインに。面長の方は、横にボリュームを出すと顔のラインをカバーできるので、顎上ラインが、筆者としてはおすすめです。
(3)顔のたるみが気になるなら!リフトアップして見えるひし形シルエット&マッシュウルフ
マッシュウルフカットやひし形シルエットカットは、かなり人気があります。
人気の理由は、今っぽい感じになる上、スタイリングが楽であること。さらに、カットラインのポイントとなるボリュームの位置が顎ラインよりも上にくるため、正面や横から見たときに顎ラインがすっきり見えることにあります。
メリハリ感も出るので、カットラインでリフトアップして見せたい方にはおすすめです。
注意点:毛先のまとまりを出すため、すきすぎに注意
段差をつけるということは毛先が軽くなります。
40代からは髪の毛も細くなってくる上、乾燥しやすくなってくるため、適度な髪の毛量がないとパサパサに見えてしまい、余計に老けた印象になってしまいます。
髪の毛に艶感を持たせるためには、毛先のまとまりも必要になってきます。髪の毛をすきすぎると、フワフワして髪の毛のまとまり感が出なくなるため、すきすぎには気をつけましょう。
40代を過ぎると髪の毛のお悩みが増えてきますが、ヘアスタイルを楽しむ気持ちは何歳になっても持ち続けたいですよね。ぜひ、上記でご紹介したものを参考に、色々なヘアスタイルに挑戦してみてくださいね。
(美容師/ヘアメイク/セミナー講師 Mayu)
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