クリスマスや年末年始と美味しいものをいただく機会が増え、気がつけばなんとなくお腹やお尻周りが丸くなったと感じていませんか?
通常の日々に戻れば活動量が増え食べる量も減り、体重も体型も自然と戻っていくでしょう。ですが、休暇中も姿勢に気をつければ、ちょっとふくよかになった体型をカバーすることができます。
トータルビジュアルプロデューサーの筆者が、痩せ見え&ダイエットになる座り方をご紹介します。
■毎日、座り方を意識するメリット
筋肉をしっかり使う座り方を心がけることで、ボディラインが変わっていくことはもちろん、脂肪燃焼の促進やかたまりやすい肩甲骨周りや首周りが動きやすくなって腰痛・頭痛緩和にも役立つなど、嬉しいことがたくさん。
これを機に、ぜひ習慣化してみてくださいね。
■痩せ見え&ダイエットになる座り方
イスに深く腰をかけ、「坐骨」をイスに突き立てるイメージで座ります。
坐骨とは、座った状態でお尻の下に両手を当てるとゴツゴツしている骨です。その坐骨をイスの座面に垂直に乗せるようにすると、腰が後ろへ滑らず、重心を真ん中からやや前に感じることができるはずです。
「背筋」だけを伸ばそうとして胸が反ってしまうと、腰を痛めたり肩が上がったりします。ですが、坐骨を突き立てて座った状態で腰から背筋を伸ばすようにすると、坐骨から頭の先までつながったように美しいS字カーブで座ることができます。
肋骨のなかに内臓をしまうイメージで腹筋を使う
肋骨のなかに内臓をしまうイメージで腹筋を使います。肋骨に両手を当て、息を吐きながら体幹内側へ内臓や肋骨をスライドさせるような意識です。
そして、肩甲骨を軽く寄せて肩を後ろに落とし、頭は肩の上にくる位置にしましょう。下のものを見るときは、首ごと落とさずに視線を落とすか、できることならそのものを目線の高さへ持ってきて見るようにすると、首のシワの予防にもつながります。
脚は組まずに両膝をつけ、膝は90度、地面からヒザ下が垂直になるように自然に置きましょう。イスの高さを調節できると、なお良いですね。
このとき、膝が開きやすい方は太もも内側の筋肉「内転筋」が弱くなっている場合が多いので、内転筋を鍛えるエクササイズなどをしてみてください。自然と膝を閉じていられるようになりますよ。
■フェイスラインがスッキリするマッサージ法
姿勢を正しても、太ったと感じられやすい部分が「顔」です。人によって太るときに肉がつく順番は異なりますし、太っても顔に全く影響がない方もいます。
しかし、太ったりむくんだりすると顔につきやすいタイプの方は、フェイスラインのもたつきや目元などのむくみも合わせてスッキリさせておくと良いでしょう。
マッサージクリームやオイルを顔に塗り指の滑りを良くした状態で、中指と人さし指の指先をあごに当てます。
あごからVの字を描くように頬を引き上げ、こめかみまでいったらこめかみをプッシュします。イタ気持ち良い程度の力で行ってください。
次に、親指をそろえてあご下にあて、あご下のゴリゴリを感じなくなるまでもみほぐします。
両親指を耳の下までスライドさせ、耳の下をプッシュします。その後、人指し指、中指、薬指の三本で耳の下から首の側面を下に向かってさすります。
■座り方を変えるだけでダイエットに!?
運動不足な方や室内で座っていることが多い方でも、座り方を変えるだけでゆるい筋トレ効果が得られます。筋トレといってもインナーマッスルを使うのでお腹が割れたりせず、しなやかなボディラインづくりができます。
座り方で痩せ見えを叶え、それを習慣化することでゆるく筋肉づくりにつながります。筋肉が多くなるほど基礎代謝が増えると、どんどん理想の身体に近づきます。時間も気合もいらない座り方習慣を、ぜひ始めてみてください。
(トータルビジュアルプロデューサー・メイクアップアーティスト MANAMI)
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