「自宅でヒップアップエクササイズをやっていたけれど、最近あまり効いてない気がする。あまりお尻も変わらなくなってきた……」と感じてはいませんか?
その理由は、体が慣れてきてしまったからです。
女性の体型改善専門パーソナルトレーナーの筆者が、自宅エクササイズでの効果をより高めるための方法と、効果的なヒップアップエクササイズのやり方を紹介します。
■自分の体重を使ったエクサだけでは効果が止まってしまう
「自宅でヒップアップエクササイズを続けていたら、だんだん効果が小さくなってきて効かなくなってきた」という経験はないでしょうか?
その原因は、負荷に体が慣れてきたこと。人の体は同じ負荷をずっとかけ続けると、それに慣れて楽にこなせるようになります。
自分の体重を使ったエクササイズの欠点は、負荷を変えることが難しいこと。太らない限り、負荷を上げて強い負荷を筋肉にかけることができません。
しかし、体形を整えるために体重を増やすのは本末転倒ですよね。そこで効果的に負荷をかけるための方法を紹介します。
■トレーニングチューブでトレーニング効果を上げよう
トレーニング効果を上げるためにはトレーニングチューブを利用するのがおすすめ。100円ショップで購入でき、取り扱いもとても簡単。自分の体力に合わせて負荷をかけることもできます。
■トレーニングチューブとは?
トレーニングチューブとは、エクササイズに負荷をかけるために利用されるゴム製のエクササイズ用品。ゴムの弾力を利用して負荷をかけます。
特に写真のようなバンド状のタイプは、両太ももにひっかけるなどしてエクササイズに負荷をかけやすい形状。また、写真のようなバンド状の商品の他に、細長い円柱状の製品も存在します。
とにかく安いこともメリットのひとつで、ダイソーやセリアなどの100円ショップなら、ほぼどこでも購入できます。
■エクササイズが効果的にできる
エクササイズ効果を出すためには、自分に合った負荷の強度を選ぶことが大切です。しかし自体重エクササイズのみだと、ずっと同じ負荷のため体が慣れてしまい、効果がなくなってしまいます。
トレーニングチューブは、初心者用から上級者用まで体力に合わせて強度を選ぶことができるので、体力の伸びに合わせて最も効果的にエクササイズを行うことが可能。しっかりとエクササイズの効果を出すことができます。
■トレーニングチューブを使ったヒップアップエクサ
(1)チューブの中に両脚を通し、膝の少し上に引っかけます。
(2)四つん這いの姿勢になります。手のひらは肩の真下、膝は股関節の真下におきます。
(3)腹筋に力を入れて硬くします。
(4)腹筋を硬くしたまま、右膝を直角に曲げて、脚を後ろに目一杯上げます。
(5)ゆっくりと元の位置に戻します。この動作を10回繰り返します。
(6)反対側も同様に行います。
注意点
お腹の力が抜けて、腰が思いきり反ってしまうのはNGです。腹筋にしっかり力を入れて硬くしたまま行ってください。
お尻のエクササイズは、自体重エクササイズだとすぐに体が慣れてきてしまいます。美しいヒップラインを作るために、ぜひトレーニングチューブを使ってみてくださいね。
(パーソナルトレーナー 藤本 千晶)
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