「白髪の原因って一体何?」と思われている方もいるのではないでしょうか?
「ヘアカラーが原因で白髪が増える?」「白髪は抜くと増える?」「白髪は遺伝?」などと、白髪に関して色々な噂がありますが、どれが本当なのかわかりにくいかと思います。
美容師の筆者が、「白髪の本当の原因は何なのか?」「白髪を増やさないためにはどうすればいいのか?」など、白髪に関する疑問にお答えします。
■白髪はなぜできる?その原因とは
「白髪がなぜできるか」については、いろんな情報を耳にします。情報がありすぎて何が真実なのか、、困惑されている方も多いかと思います。
白髪の原因は様々ですが、簡潔に白髪の原因をまとめると、以下のようになります。
(1)加齢によりメラニン色素が減少するから
「メラニン色素」とは、髪の毛の色を構成している色素です。
色素が多ければ多いほど髪の毛は黒くなりますが、加齢と共にメラニンの色素量が減少します。メラニン色素が作られなくなってしまうと、やがて白髪になります。
「白髪は抜くと増える」は迷信
「白髪は抜くと増える!?」とよくいわれていますが、こちらは迷信といわれています。上でご説明したように、白髪の増加に深く関係しているのは、メラニン色素の量だからです。
ただし、白髪は抜いても増えませんが、無理に抜くと毛根を傷つけてしまい、頭皮環境を悪くしてしまう場合や毛周期が乱れる場合があるため、おすすめしません。
(2)活性酸素の影響で
老化の原因として考えられるのが、活性酸素の存在です。
活性酸素が増えすぎると、老化の原因になり、白髪も増えやすくなります。
活性酸素が蓄積する原因としては、紫外線やストレス、喫煙などが挙げられます。
「ヘアカラー」の活性酸素も老化の一因に
実はそれらとは別に、白髪をカバーしようと行っていることが、活性酸素を増やしてしまう原因の一つとして挙げられます。
それがヘアカラーです。
活性酸素の中でも影響力は弱いですが、ヘアカラーを行う際、使用する過酸化水素水という薬剤に活性酸素が含まれております。一度のシャンプーでは落としきれないといわれており、残留することにより老化の原因になってしまいます。
もちろん美容室では、ヘアカラー前の頭皮保護やヘアカラー後の頭皮のアフターケア(残留物除去など)を行いながら施術しているところが多く、セルフカラーに比べるとダメージは抑えられると思います。
それでも気になる方は、過酸化水素水を使用しないヘナカラーやヘアマニキュア、カラートリートメントも選択肢の一つとしておすすめです。
※ヘナカラーやヘアマニキュア、カラートリートメントは白髪は染まりますが、黒髪を明るく染めることは出来ませんので、ご注意ください。
(3)遺伝の影響で
よくいわれているのが、遺伝により白髪ができるという説です。はっきりとした原因は解明されていないですが、昔からよくいわれていますよね。
若白髪などは、原因の一つに遺伝が挙げられており、やはり「白髪家系は白髪になりやすい」傾向にあるともいわれています。
遺伝と白髪。完全にはイコールになるわけではないようですが、無関係ともいえないのが現状です。
■白髪を増やさないために今日からできること3つ
上記でご紹介したほかにも、白髪には、生活習慣、睡眠、ストレス、運動不足などの原因が挙げられます。
白髪を予防するために、紫外線対策や、バランスの良い食事、適度な運動、禁煙なども心がけましょう。
「遺伝や加齢と共に白髪が増えていくのは仕方ないのかな?」と思う反面、「できたらこれ以上、白髪が増えるのは抑えたい」と思っている方も多いはずです。
白髪を増やさないために、今日からヘアケアでできることを3つご紹介しますので、参考にしてください。
(1)頭皮用美容液でマッサージ!白髪に負けない頭皮環境づくりを
白髪を増やさないために頭皮環境を整えることは大切です。
頭皮用美容液でしっかりケアして、老化に負けない頭皮づくりをしましょう。
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保湿成分としてピロリジニルジアミノピリミジンオキシドが配合された、頭皮用美容液。
頭皮の血行促進を促し、必要な栄養を届けてくれます。
育毛や発毛にも効果的で、白髪だけでなく、薄毛や抜け毛が気になっている方にもおすすめです。
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(2)頭皮環境を悪くしないために過度なヘアカラーは避ける
白髪が気になって、頻繁に白髪染めをしているという方もいるのではないでしょうか?
しかし、過度なヘアカラーは頭皮環境を悪くしてしまうこともあります。
頭皮が赤くなっていたり、乾燥していたりする場合は要注意。血行が悪くなったり、炎症を起こしたりしている場合は、頭皮をいたわってあげることも大切です。
頭皮環境を考慮しながら、白髪が気になる場合でも、1か月周期くらいのヘアカラーをおすすめします。
(3)日々のシャンプーの仕方を見直す
シャンプーは、頭皮の汚れやヘアスタイリング剤、日常のほこりなどを落としてくれます。
シャンプー前にしっかりお湯ですすぐだけでもある程度の汚れは落ちるため、シャンプー時は優しくマッサージするように指の腹でシャンプーするのがおすすめです。
顔のクレンジングと同じように優しく洗うことを意識して、ごしごしこすったり、爪を立てて洗ったりする行為はNG!
シャンプー後は、洗い残しがないようしっかりとすすぎましょう。
白髪の真実と、白髪予防のためにするべきことをご紹介しました。様々な原因で白髪が増加しているのがお分かりいただけましたでしょうか? 今日からできる3つの方法。ぜひ試してみてくださいね。
(美容師/ヘアメイク/セミナー講師 Mayu)
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