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更年期の不安感に◎楽しく過ごすための習慣

美容ライター/心理カウンセラー
北口 慈子

プロフィール画像(北口慈子さん)

更年期になり「気分の浮き沈みが激しくなった」と感じることはありませんか?不安感から気分が落ち込んだり、イライラしたりする方は多いのではないでしょうか。

更年期の不安感に◎楽しく過ごすための習慣3つ

日本メンタルヘルス協会公認心理カウンセラーの筆者が、更年期の心の不調の原因をお伝えするとともに、更年期でも楽しく過ごすためのマインドセット方法をお伝えします。

■更年期のイライラ・モヤモヤの原因は?

更年期の不調の主な原因は、女性ホルモンの低下といわれています。さらに、人間関係などの社会的因子、性格などの心理的因子、加齢などによる身体的因子などが複雑に絡み合っていると考えられています。

更年期の症状は大きく分類して2種類に分けられます。

一つは、ほてり・発汗・冷え・頭痛・肩こり・疲れやすさなどの身体症状。

もう一つは、気分の落ち込み・不安・やる気の低下・イライラなどの心的症状です。

■楽しく過ごすためのマインドセット習慣3つ

更年期の心的症状に注目して、イライラ・モヤモヤを軽減するためのマインドセット方法を3つ、ご紹介します。

日頃からの考え方を変えることで、無意識にできるようになりますよ。

(1)できていることに目を向けて

気分が落ち込みやすい更年期、できていないことにばかり気を取られがちではないでしょうか?

しかし、意外とできていることはあります。

例えば「TO DOリスト」を作ったとして、10個やることを書いていたうち、8個できて、2個できなかったと考えてください。このとき、「8個も終わった」と考えるか「2個できなかった」と考えるかでは、気持ちが向く方向が正反対になります。

人間は欠けている部分(できていないこと)に目を向けがちです。できていることに目を向けて、頑張った自分を褒めてあげてくださいね。

(2)自分自身をねぎらおう

毎日頑張っている自分自身に、感謝はしていますか?当たり前のことを当たり前だととらえていませんか?

自分では当たり前だと思っていることでも、他人から見たらすごいことかもしれません。「普通」に過ごせている自分に「ありがとう」と感謝し、ねぎらってあげてくださいね。

おすすめは、寝る前に一日頑張った自分に「ありがとう」を言うこと。このとき、自分自身を抱きしめて腕をさすりながら言ってみましょう。

自分自身を愛することも、自分自身に感謝することの一つの表現方法です。

(3)“Want to”日を作る

「やらなきゃいけない」ことが多くなると、ますますイライラ・モヤモヤした感情が増してしまいますよね。

心も体と同じで、ずっと走っていると息切れしてしまうので、たまには休息も必要です。

休息日は、「やりたいことをやる日」=“Want to”日にしましょう。家事・仕事・育児など、普段とらわれているモノを一度忘れ、やりたいことを思いっきり楽しむことがポイント。「今この瞬間」にフォーカスして自分だけのリラックスタイムを過ごしましょう。

イライラや不安感、気分の落ち込みなどは、捉え方を変えるとむしろ嬉しいことに変わることもあります。イライラ・モヤモヤをためないマインドで楽しく過ごしませんか?今回ご紹介した方法は一部にはなりますが、取り入れられるものからはじめてみてくださいね。

(美容ライター/コスメコンシェルジュ 北口 慈子)

 

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【参考】
更年期障害 – 日本産科婦人科学会

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