「眠ろうとしてもどうしても眠れない」「考え事が頭の中をグルグル巡りなかなか眠れない」などなど……。
あまりにも寝つきが悪いと、「自分は不眠症ではないか?」と不安になることがありますよね。
理学療法士の筆者が、寝つきが悪い人がやりがちな安眠を妨げるNG行動をご紹介します。
■寝つきが悪い人がやりがちな安眠を妨げるNG習慣3つ
(1)眠くないのにベッドにいる
布団に入ったはいいけれど、いつまでも眠れない。でも明日に備えてとにかく布団に入って、眠くなるまで待ち続ける……。
そんな夜を繰り返していると「寝床=不安や緊張を生み出す場所」と認識してしまい、余計に寝付けなくなってしまいます。
なかなか眠れないときは、一度寝床から離れて、眠くなったらまた戻ってきましょう。「寝床=リラックスして眠れるところ」と認識していきましょう。
(2)寝酒を飲む
アルコールのメリットはリラックス効果といわれています。夕食のとき軽く晩酌を楽しむ程度なら、リラックスを促し快眠につながります。
しかし、ベッドに入る前の寝酒は習慣化すると次第に量が増え、アルコール依存症にもつながりやすくなるります。
アルコールの血中濃度が高くなると一時的に眠くなりますが、分解されると急にその作用が抜けることで目覚めやすくなります。
また利尿作用によっても途中で目が覚めやすくなり、睡眠の質も悪くなります。
特に寝つきが悪くお酒に頼っている人は、酒に頼らない方法を考えましょう。
(3)寝室を遮光カーテンで閉めきっている
夜浴びる強い光は快眠を妨げますが、起床時に太陽の光を浴びることは、夜の快眠にとても重要です。
寝室に外からの光が過剰に入って眩しいような場合を除き、遮光カーテンはぴったり閉じず、10cm程度開けて眠るようにしましょう。
すると朝、寝室に日光が入り、光刺激によって体内時計がリセットされて、すっきりと目覚めることができます。
「睡眠」というと夜に目がいきがちですが、実は良い睡眠のための習慣は朝起きた時から始まっています。いつまでも元気で美しくいるためにも良い眠りを手にいれましょう。
(著者/講師/理学療法士 矢間 あや)
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