年齢とともに気になってくる「眉間のシワ」。眉間のシワは、目立ってくるとどうしても「機嫌が悪い」「怒っている?」「老けた」といった、ネガティヴな印象になってしまいます。
エステティシャンの筆者が、そんな眉間のシワができる原因と眉間のシワ対策マッサージをご紹介します。
■眉間のシワはいつできる?注意すべきこと
寝ている間など、知らないうちにできてしまう眉間のシワ。対策のための化粧品やエクササイズも大事ですが、一番はまず「眉間のシワをつくる要因を減らす」ことが大事です。
眉間のシワができる要因を取り除かずにシワ対策するのは、ハイカロリーなものを食べながらダイエットするのと一緒です。まずは原因を減らす努力をしていきましょう。
眉間のシワの原因と注意点
(1)目の機能低下
まぶしく感じたときや見えづらい時に、つい目を細めたり眉間を寄せたりしていませんか? その表情こそが、眉間のシワの原因です。
とくに視力の低下で起こるこの表情は、無意識かつ頻繁にやりがちです。
視力の低下や見えづらさを放置している人は、自分に合ったメガネやコンタクトレンズなどで「目を細める」表情をしないように対策を行いましょう。
「まぶしさを感じる」のも、栄養不足や目の老化が関わっていることもあります。頻繁にまぶしさを感じる方は一度眼科で見てもらうといいかもしれません。
眼精疲労が強い人も、目周りの筋肉の疲れからシワが刻まれやすくなるので、温めたり定期的に目を休めたりするように心がけましょう。
(2)表情の癖
人は痛みを感じた時、不平・不満を口にするとき、または話していてリアクションする際の表情癖などで「眉間にシワを寄せる」表情をします。この表情を頻繁にしていると、眉間にシワが刻まれていきます。
若いときは表情をやめればシワも戻りますが、年齢とともに皮膚や筋肉が柔軟性を欠いてくると、表情をやめてもシワが形状記憶されて刻まれてしまいます。
表情をやめるのはなかなか難しいですが、代わりに「いつも笑顔でいる」という意識で過ごすと、自然と眉間にシワを寄せる表情も減っていくはずです。
■眉間のシワ対策マッサージ
習慣である程度予防できるとはいえ、その習慣を変えるのが難しいですよね。シワができてしまって少しでも改善したいときにお勧めのエクササイズをご紹介します。
(1)眉頭をつまんで円を描く
眉間のシワを引き起こす直接の原因は「皺眉筋(しゅうびきん)」にあります。眉頭の筋肉がぽっこりと盛り上がっている人は特に要注意です。
眉頭から始めて2、3センチくらい外側までを、2、3回に分けて、親指と中指の腹で優しく上下につまんで持ち上げるように軽く円を描きましょう。
眉頭周辺の筋肉をほぐすことで血行を促進し、筋肉のこわばりをゆるめることができます。
優しく10回、朝晩もしくは目が疲れた時に行いましょう。
(2)反対方向に軽く流す
眉間のシワは、眉間の中央に筋肉が収縮することで起こります。スキンケア時などクリームなどをつける際に、眉間を広げる方向(眉頭から眉尻方向へ)に軽く圧をかけてマッサージしましょう。
やり過ぎるのはNGですが、スキンケア時にすべりが良い状態で、軽く眉間に集まった筋肉を広げるようにしてあげてください。
眉間のシワは、あるだけでマイナスの印象を与えやすいシワです。できないための習慣を意識しつつ、対策を習慣化して、いい状態をキープして若々しくハツラツとした印象をつくっていきましょう。
(美容家・エステサロン&スクールSUHADA主宰 永松 麻美)
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