野菜やタンパク質を含む食材など、入れる食材によっては瘦せ効果が期待できる「味噌汁」。飲めばお腹が満たされるうえ、身体が温まるので冬は特に活用したいですよね。
ベジ活アドバイザーの筆者が、ダイエット中の人が味噌汁に入れるべき冬の食材を3つご紹介します。簡単にできるので、ぜひ試してみましょう。
■「味噌汁」がダイエットによい理由
飲むと満腹感があり、暴飲暴食予防にもなる「味噌汁」。ダイエット中は、「食物繊維」たっぷりの野菜と、代謝を高める手助けをする「タンパク質」を入れて、具沢山味噌汁にするとよいでしょう。
食物繊維は整腸作用だけではなく、食後血糖値の急上昇を抑制し、糖質の吸収をおだやかにする働きがあるので、太りにくい身体作りに役立ちます。
料理のポイント
火の入れ方にも工夫してみてください。くたっとなるまで野菜を煮込むより、ダイエット中は食材に食感が残る程度に火を入れるのがおすすめです。
また、いつもより少し大きめに野菜を切りましょう。よく噛むことは、食欲のコントロールや食後のエネルギー代謝量の増加が報告されています。
■味噌汁におすすめの冬食材3つ
(1)カブ
カブは、葉と根の両方を使いましょう。それぞれの栄養を摂取することができますし、噛む回数を効率的に増やすことができます。
葉は、食感が残るように最後に入れるとよいでしょう。よく噛むことは食後血糖値の急上昇を抑制することがわかっていますが、最近の研究では、夜よりも朝の方がより抑制できるということが報告されています。
ダイエット中は、朝食にカブを使った味噌汁を活用してみてはいかがでしょうか。
(2)カリフラワー
カリフラワーに含まれる「食物繊維」は、腸内細菌のエサとなり善玉菌を増やす働きがあります。発酵食品である味噌と組み合わせることで、より腸内環境を整えることに役立ちます。
腸内環境はエネルギー代謝に影響を与えるため、食物繊維を豊富に含むカリフラワーを使った味噌汁は、結果として太りにくい身体を作る手助けになるといえます。
カリフラワーは糖質、カロリーともに低いので、罪悪感なく食べることができる野菜です。冬は活用するといいですね。
(3)タラ
冬を代表する魚であるタラは、高たんぱく質低カロリー。ダイエット中でも必要な栄養素を安心していただける食材です。
タラに豊富に含まれる「タンパク質」は、筋肉を作る原材料となる栄養素です。筋肉量を増やすことは、基礎代謝を高め、脂肪を燃焼しやすい身体作りに役立ちます。
朝にタンパク質を摂取することは、筋肉量の維持・増加に有効である可能性が報告されています。朝食でタンパク質を多く摂取している高齢女性は筋肉が増えやすいという研究もあります。
前夜にタラの味噌汁を作ることで、翌朝、温めるだけで手軽にタラをいただけますね。
簡単調理でダイエットにも役立つ「味噌汁」。食べる時間帯×入れる具材を工夫して、冬の体重管理にお役立てください。
(ベジ活アドバイザー 生井 理恵)
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【参考】
※基礎代謝を上げる方法とは?代謝を上げて脂肪を燃焼しやすい体にしよう – ハウスウェルネスフーズ
※「よく噛んで食事をする」と食後の血糖上昇を抑えられる 「よく噛む」食事法は朝と夜で効果に差が – 保健指導リソースガイド
※カリフラワー – カロリーSlism
※タラ – カロリーSlism
※朝食でタンパク質を摂ると筋肉を増やせる 筋肉が低下した女性や高齢者は「体内時計」に合わせた食事タイミングを – 保健指導リソースガイド