季節の変わり目など に、なかなかやる気が出ないことはありませんか?あまりに気力がわかないと時間だけが過ぎていき、焦ってしまいますよね。
日本メンタルヘルス協会公認心理カウンセラーである筆者が、季節の変わり目にやる気が出ないときに実践したい対応方法や心構えをご紹介します。
■季節の変わり目はやる気が出ない!?その原因は?
季節の変わり目になると、「やる気が出ない」「日中眠くなる」「体がだるい」など、感じる方は多いのではないでしょうか?
季節によっても異なりますが、季節の変わり目は寒暖差が大きくなるだけでなく、日照時間が変わることで、生活リズムが崩れやすくなります。
すると自律神経が乱れたり、「幸せホルモン」と呼ばれているセロトニンの分泌が減少し、不足したりすることになります。
これらの要因が「やる気のなさ」につながっているのです。
■やる気を取り戻す方法3つ
やらなければいけないことはたくさんあるのに、やる気が出ないと気持ちばかり焦ってしまいますよね。
そんなときに実践したい、対応方法や心構えを3つご紹介します。
(1)起きたら日光を浴びる習慣を身につけよう
日光を浴びると、「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンが分泌されます。
暑い季節は15分ほど、寒い季節は30分ほど、日光浴を楽しんでみてください。
その間は、自分自身と向き合う時間にしてみてください。
自分の気持ちを本当に理解できるのは自分自身。他人に話すときは、無意識のうちに取り繕っている可能性があります。そのため、自分の心の声に耳を傾けてみてください。
セロトニンが増えると気持ちが明るくなるだけでなく、睡眠ホルモンのメラトニンの原料にもなり、良質な睡眠を取るサポートもしてくれます。
(2)睡眠スケジュールを整える
季節が変わると日照時間が変わるため、生活リズムが乱れがちになりますが、できるだけ変えないのが理想的。
というのも、生活リズムが崩れると自律神経の乱れにつながり、やる気が出づらくなるおそれがあるからです。
「平日は忙しくて寝る時間が遅くなる」という方は、休日にたくさん寝るという対策を取る方もいるかもしれませんが、これは生活リズムが崩れてしまいます。
「いつもよりたくさん寝たい」という場合は、起きる時間を固定し、寝る時間を早めるなど、リズムが崩れにくい方法を取りましょう。
(3)自分に優しく接する
やる気がでないときは、「ダメな人間だ」と自分を攻めてしまいがちですが、それはNG行為。
というのも、できていない部分にばかり目がいくようになり、自己肯定感が下がってしまうため、さらにやる気が出づらくなるおそれがあるからです。
やる気がでないときは、「そういうときもある」と自分に優しく接してあげましょう。
人間なので、いつでも好調をキープできるわけではありません。几帳面な方・努力家の方ほど、やる気が出ないときほど自分に厳しくなりがちです。
やる気が出ないときは「いつも頑張ってくれてありがとう」と自分自身を褒め、寛容になりましょう。
やる気の出ないときは、無理に出させる必要はありません。無理をすると後々、シワ寄せがきます。今の状態でできる範囲のことを精一杯しましょう。そしてそんな自分を褒めてあげましょう。自分自身の心の状態と向き合いながら、健やかな日々を送ってくださいね。
(美容ライター/心理カウンセラー 北口 慈子)
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