ボブやショートが人気の昨今、伸びきった髪を思いきってショートにしてみたいけど失敗したくないという人もいると思います。
「ショートスタイルは前髪やフロントに長さを残したり、ニュアンスパーマをプラスすることで小顔効果や骨格をきれいに見せることが簡単に叶うデザインです。なんとなく髪を伸ばしていてダメージが気になる人や顔の印象が疲れて見える人こそ、ぜひ挑戦してみてください」と話すのは、CIRCUS by BEAUTRIUM 表参道店の久保友洋さん。
ヘアライターの筆者が、ショートスタイル作りの達人・久保さんに「大人世代に似合う春のトレンドショート」を提案していただきました。
■大人世代に似合うショート5つ
(1)前下がりのシルエットで輪郭補正&小顔に
ショートは久しぶりでちょっと心配という人でも、長めのバング&襟足をキープすることで女らしいシルエットに仕上がります。
「顔周りは少し長めの前下がりにカットしているので、スタイリング次第で骨格を自然にカバーできます」と久保さん。表面に入った自然なハイライトもハイセンス感をアップさせてくれます。
(2)ふんわり立ち上げバングで、ショートならではの女っぽさを
長めバングはあえて大胆に分け目をとり、根元から起こすようにブローをするとグッと女性らしさがアップ。イヤーアクセの映える、おしゃれな雰囲気に仕上がります。
「ワンカールのパーマをかけてボリュームアップすると、スタイリングがとてもラクになります。ショートと長めバングの組み合わせは、大人世代にとても取り入れやすいデザインです。」と久保さん。
(3)生えてきた根元白髪が目立ちにくいマッシュショート
丸いフォルムを強調した、分け目のないマッシュショートスタイル。フロントやトップの厚みが気になり出した人でもボリュームを出やすく、一気に若々しい雰囲気になります。
「つむじや分け目が目立たないので、白髪が伸びてきても目立ちにくいです。トレンドのフォルムなので、最近は大人世代の方のオーダーも増えています。」と久保さん。
(4)サイドシルエットが印象的なプチモードなパーマヘア
まぶたにかかる長めバングのショートスタイルは、ワンカールのパーマでふんわり感を強調。
「トップにレイヤーを入れることで自然なボリューム感をコントロールでき、スタイリングもラクになります。パーマで前髪にニュアンス感が生まれるので、モードな雰囲気が高まります」と久保さん。外国人風の柔らかなショートスタイルを目指す人にもおすすめです。
(5)首が長く見える上品で都会的なショートスタイル
すっきり感のある印象が春にぴったりなショートレイヤー。根元からパーマを加えることで、後頭部に遊びのある動きとボリュームを演出しました。
「襟足はタイトにカットして首に沿わせるようにすると、後頭部の形がより一層引き立ってきれいです」と久保さん。上品系ショートを好む人にぜひおすすめです。
(ヘアライター&ヘアジャーナリスト 小澤 佐知子)
【久保 友洋(くぼ ともひろ) プロフィール】
CIRCUS by BEAUTRIUM 表参道/店長。Instagram
アイロンやブラシを使用しなくても、ハンドで乾かすだけで立体的でまとまるショートヘアが得意。ひとりひとりの髪質や顔型に合わせてスタイルを提案し、指名のお客さんはほぼ全員がショートカットにするそう。
【取材協力】
※CIRCUS by BEAUTRIUM 表参道