年齢を重ねると、爪がもろくなりやすいです。毎日家事をするなかで爪が乾燥し二枚爪になってしまい、なかなか改善せずに悩んでいるという方も多いでしょう。
美容ライターの筆者が、二枚爪を防ぐために気を付けたいポイントや、強い爪を育てる方法をご紹介します。
■二枚爪とは
自爪は1枚でできているわけではなく、「トッププレート(背爪)」「ミドルプレート(中爪)」「アンダープレート(腹爪)」の3層構造になっています。
トッププレートとミドルプレートの間、またはミドルプレートとアンダープレートの間のどちらかに空気が入り、プレート同士が剥がれてしまった状態を「二枚爪」といいます。
■二枚爪になる主な原因
二枚爪になる原因は一つではありません。いくつかの原因が重なっている場合が多いので、思い当たる行動がないか確認してみましょう。
外的衝撃
大きな原因の一つとして挙げられるのが、外的な衝撃によるものです。日常生活のなかで、爪の先をぶつけた衝撃により爪の層が剥がれて、二枚爪になってしまう場合があります。
爪を使って封を開けたりシールを剥がしたりなど、爪を“ツール”として使わないようにしましょう。
栄養不足
爪は「ケラチン」という、繊維状のタンパク質が主成分でできています。
肌が荒れたり髪が細くなったりするのと同じように、栄養が偏っていたり不足したりしていると、爪ももろくなってしまいます。
乾燥(水分不足)
10~15%の水分で構成されている爪には、乾燥も大敵です。
素手で行う水仕事や、頻繁にマニキュアを塗り直して除光液を使う頻度が多いと爪は乾燥しやすく、その結果、衝撃に弱くプレートに隙間が入りやすい爪になってしまいます。
■強い爪を育てる方法
爪切りで爪を切らない
爪切りで爪を切ってしまうと爪の断面がガタつき、めくれやすくなります。また、ヒビも入りやすく、そのヒビから爪が剥がれてしまうことが多いです。
爪が伸びてきた際は爪やすりを使うことが望ましいのですが、爪切りを使いたい場合は、爪を切った後にやすりで断面をなめらかに整えると、二枚爪の防止につながります。
低刺激タイプの除光液を使う
除光液を1週間に1回以上使わないようにすることはもちろん、爪のうるおいを守る処方になっている「低刺激タイプ」や「マイルドタイプ」と書かれた商品を選ぶようにしましょう。
保湿&保護強化
ネイルオイルやネイルクリームを塗って爪の乾燥を防ぐとともに、自爪を保護強化する「ストレングスナー」を取り入れてみましょう。
ベースコートやトップコートとしても使えるタイプが便利なのでおすすめです。
タンパク質・ミネラル・亜鉛・ビタミンを摂る
強い爪を作るためには、「タンパク質」「ミネラル」「亜鉛」「ビタミン」を意識的に摂取しましょう。緑黄色野菜やチーズ・ヨーグルトなどの乳製品、大豆製品、ナッツ類、魚などが最適です。
また、内側からの水分ケアも意識しましょう。一度にたくさん摂取するのではなく、こまめに水分補給をすると、爪だけではなく肌のうるおいキープに役立ちます。
水分といっても、コーヒーやお茶には利尿作用があるので飲みすぎに注意してくださいね。
爪の生え変わり周期は約6ヶ月といわれているので、短期間の挑戦ではあまり変化は感じられないと思います。時間はかかってしまいますが、ぜひ根気強く続けてみてくださいね。
(美容ライター/美容ブロガー/メイクアップアドバイザー/DNA栄養学ジュニアアドバイザー/GEN INE認定講師 伊早坂 美祐)
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