年齢と共に気になってくるのが「ほうれい線」。このほうれい線を改善するには、ハリや弾力を補うスキンケアを使ったり、口周りのこり固まった筋肉をマッサージをしてほぐすことで改善が期待できます。
メディカル小顔美容矯正士、全米ヨガアライアンスRYT200を取得する筆者が、ほうれい線を目立たなくするマッサージをご紹介します。
■目を閉じて呼吸に意識を向ける
マッサージの前に、目を閉じて自分の呼吸に意識を向けましょう。
この時に呼吸が浅いと、ストレスや緊張を感じているなど落ち着きがない状況です。逆に、深い呼吸をしている場合は、気持ちが落ち着いているサインになります。今、自分がどういう状態なのか呼吸を通して感じてみましょう。
腹式呼吸で深い呼吸を
上記の状態で3呼吸ほどしたら、腹式呼吸に変えます。腹式呼吸は副交感神経を優位にさせる効果的な呼吸法です。息を吸う時にお腹を風船のように膨らませ、吐く時には風船をしぼませるようにお腹を凹ませます。
腹式呼吸に慣れていない方は、お腹に手をあてて腹式呼吸を行うとお腹の動きが分かりやすいです。腹式呼吸に慣れてきたら細く長い呼吸を繰り返し、吸う息と吐く息の長さを同じにします。
深い呼吸を繰り返すことによって自律神経のバランスが整い、代謝UPやリラックス効果が期待できます。
■3分でほうれい線改善に導くマッサージ
マッサージを行う際は、やさしく肌を触るくらいの力加減で行うことがポイントです。メイクの上からでもマッサージできますが、摩擦が気になる方は、スキンケアのついでに行いましょう。すべりが良くなるので、肌への負担を抑えられます。
(1)親指と人差し指の2本を使って耳の根本を挟みます。耳の根本から少しずつ位置を変えて指を放射状にスライドして耳を引っ張ります。
ゆっくりとした腹式呼吸を繰り返しながら行ってください。耳を引っ張ることで耳周りの老廃物が流れやすくなります。また、耳には複数のツボがあるので、刺激することで顔がポカポカ温まったり頭がすっきりするなどの効果が期待できます。
(2)人差し指を折り曲げ、第1関節から第2関節を顎関節(耳の穴のすぐ前にある、口をパクパクすると動く部分)にあてます。そこから人差し指を左右に細かく動かし、圧を加えながら、頬骨下を通って小鼻の脇まで位置をずらしていきます。
(3)(2)と同じように人差し指を折り曲げ、頬骨下からフェイスラインに向かって人差し指をスライドさせます。スタートは小鼻脇側から始め、徐々にずれながら顔の外側までマッサージしましょう。
(4)人差し指と親指であご先を挟み、耳下に向かって人差し指と親指をスライドさせます。これを3回繰り返します。
(5)手のひらをエラ下にあて、そこから鎖骨に向かってさすります。ゆっくり呼吸を繰り返しながらやさしくさするようにしましょう。鎖骨には老廃物を流すリンパのツボがあるので、最後にこの動作を行うだけで顔全体の老廃物が流れてすっきりとしますよ。
(6)顔の片側について、(1)〜(5)まで行ったら、反対側についても同様に(1)〜(5)を行ってください。
呼吸を整えながら、ゆっくりとしたリズムで行うと効果的です。習慣にすることでほうれい線の改善につながりますので、毎日の生活のなかにとり入れてみてください。
(ヘアメイク/美容講師/美容ユーチューバー/ライター/美容師/メディカル美容矯正士/コスメ薬事法管理者/全米ヨガアライアンスRYT200 mayu3)
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