「ピーマン」には、抗酸化作用を持つことで知られるビタミンCやβ‐カロテン、ビタミンEが含まれています。紫外線によるシミや活性酸素を除去することで、美肌効果も期待できます。
ベジ活アドバイザーの筆者が、紫外線対策に役立つピーマンの簡単レシピを2つご紹介します。
■ピーマンが紫外線対策におすすめの理由
ピーマンは「ビタミンC」や「β‐カロテン(ビタミンA)」「ビタミンE」を豊富に含んでいます。ビタミンCはメラニン色素の生成を抑える働き、β‐カロテンは皮膚のターンオーバーを高める働き、ビタミンEは紫外線から肌を守る働きがあるため、紫外線対策によいと言えるでしょう。
また、これらのビタミンはそれぞれの頭文字から“ビタミンACE(エース)”と呼ばれ、すべて高い抗酸化作用を持っています。“ビタミンACE”は、一緒に摂ることで相互に作用を高め合うことができます。
夏が美味しい時期となるピーマンで、インナーケアを充実させましょう。
■ピーマンの簡単レシピ2つ
(1)まな板も包丁もいらない!無限ピーマン
ピーマンに含まれる「β‐カロテン」と「ビタミンE」は、油と一緒に調理をすると体内での吸収率が高まります。さっと胡麻油で炒めて、夏の常備菜にするとよいでしょう。
今回ご紹介するレシピは、まな板と包丁を使わず手軽に作ることができます。お好みで、ツナや塩昆布を加えても美味しいですよ。
材料(2〜3人分)
・ピーマン 3個
・しらす 20g
・胡麻油 適宜
・醤油、すりゴマ、すりおろしニンニク 適宜
作り方
(1)ピーマンのヘタの部分を親指で押し、ピーマンの中に親指を入れて半分に割きます。種をとって水洗いをしたら、手で食べやすい大きさに割いていきます。
(2)胡麻油を敷いたフライパンにピーマンとしらす、すりおろしニンニクを入れてさっと炒めます。
(3)鍋肌から醤油を少量まわし入れて、最後にすりゴマをかけたら完成です。
(2)ピーマンとキャベツ、豚肉の味噌炒め
こちらのレシピは、肌を作る材料となる「タンパク質」を加えており、食べ応えがあるメニューです。ご飯と一緒でも美味しいですし、そうめんに合わせても◎。
豚肉に含まれる「ビタミンB群」は代謝を促進する働きがあるので、肌ダメージのケアにもひと役買ってくれます。
材料(2人分)
・ピーマン 2個
・キャベツ 8分の1個(小さめのもの)
・豚こま肉 80g
・水溶き片栗粉 適宜
A
・味噌 大さじ1
・醤油 大さじ2分の1
・みりん 大さじ2分の1
・砂糖 大さじ2分の1
作り方
(1)ピーマンのヘタの部分を親指で押し、ピーマンの中に親指を入れて半分に割きます。種をとって水洗いをしたら、手で食べやすい大きさに割いていきます。
(2)キャベツは水洗いして、食べやすい大きさに手でちぎります。豚肉は食べやすい大きさにキッチンばさみで切っておきましょう。
(3)油(分量外)を敷いたフライパンに、(1)と(2)を入れて炒めます。具材がしんなりしてきたら、Aの材料を全て入れて味をつけます。
(4)最後に水溶き片栗粉を加えて、とろみをつけたら完成です。
手軽に作れるレシピなので、ぜひ夏メニューのレパートリーに加えてみてください。「ピーマン」を美味しく食べて、体の内側からも紫外線対策をしていきましょう。
(ベジ活アドバイザー 生井 理恵)
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【参考】
※ピーマン – カロリーSlism
※ビタミンC – わかさ生活
※β-カロテン – わかさ生活
※ビタミンE – わかさ生活
※ビタミンA – わかさ生活