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医者が警鐘!更年期女性が放置してはいけない目の不調


つやプラ編集部

「最近、目が疲れやすい」「ドライアイで目がゴロゴロする」など、目に関するお悩みを抱えてはいませんか?

このような目の不調も、更年期症状のひとつです。しかし、「更年期だから」と放っておくと、「実は目の病気が隠れていた」なんていうこともあります。

医者が警鐘!更年期女性が放置してはいけない目の不調

今回は、横倉クリニック・健康外来サロン(港区芝)院長の医師、横倉恒雄先生、および薬剤師の碇純子さんに、更年期における目の不調の特徴と目の健康対策について教えていただきました。

■40・50代の女性が気をつけたい目の不調

閉経前後の10年間は更年期と呼ばれ、女性ホルモンの分泌量が急激に減少していきます。

更年期にはさまざまな不調があらわれますが、ドライアイ眼精疲労など目の不調もそのひとつ。なかでも、とくに注意すべきは緑内障です。

緑内障は、眼球の中の圧力(眼圧)が上昇し、網膜にある視神経を圧迫することが原因といわれています。

普段見ている景色は、視神経を通って脳に伝達されています。しかし、眼圧の上昇によって視神経が圧迫されると、視力の低下視野が欠けるなどの緑内障の症状が引き起こされるのです。

また、女性ホルモンには、網膜の神経細胞死を防ぐ働きが報告されており、更年期以降の女性の緑内障発症率が高い原因である可能性が考えられています。

慢性的な緑内障は、10〜20年という長い期間をかけてゆっくり進行するため、40代以上の発症率が高い病気です。更年期を迎える40・50代の方は、少しでも気になる症状があれば眼科を受診しましょう。

■40歳を過ぎたら「眼圧検査」を受けて

医者が警鐘!更年期女性が放置してはいけない目の不調

緑内障の診断には、眼圧検査がよく実施されます。

眼圧検査は、裸眼にシュッと空気を吹きかけて目の表面をへこませ、元に戻る時間から眼圧を測定する検査です。

眼圧が高い場合には高眼圧症や緑内障、低い場合には網膜剥離などを発症している可能性もあります。

眼圧検査の結果だけで診断されるものではありませんが、早期発見のためにも、40歳を過ぎたら年に1回、定期検診のときに眼圧検査の受診をおすすめします。

■今からできる更年期の目の健康対策3選

40・50代は、日ごろから目の健康を意識していくことが大切です。自分でできる目の健康対策3つをご紹介します。

(1)嗜好品の見直し

コーヒーに含まれるカフェインは、過剰摂取すると眼圧を上げることがわかっています。

アルコールやたばこによる直接的な目への影響は報告されていませんが、過剰摂取は目の健康に影響する可能性があるため、いずれも嗜む程度に抑えましょう。

(2)適度な運動

適度な運動は、目の健康対策にも重要です。適度な運動により、緑内障の原因である眼圧を下げる効果があることがわかっています。

また、極度に肥満になると眼圧が上がることもわかっているため、肥満予防のためにも日頃から適度な運動をとり入れましょう。

(3)セルフチェックの習慣化

緑内障は、自宅で簡単にセルフチェックできます。

まず、壁に印をつけ、壁から30cmほど離れます。次に、左目を隠して、右目で印を見つめ、視野の一部に影やかすみがないかチェックします。左目も同様にチェックしましょう。

セルフチェックは、できるだけ明るい色の壁紙を使って、明るい部屋の中で行うのがおすすめです。

視野に影やかすみがある場合には、眼科を受診しましょう。

■緑内障が心配な方には漢方薬もおすすめ

更年期の目の不調には、からだの内側から乱れたバランスを整える漢方薬もおすすめです。

漢方薬のなかには、「かすみ目」「疲れ目」「視力低下」などの症状に効果が認められているものもあります。

緑内障は、眼圧の上昇だけでなく、血行不良により視神経に十分な栄養が届かないことも、原因のひとつとして考えられています。

また、ストレスや過労による筋肉疲労や目の乾燥、加齢は、眼精疲労やドライアイの原因となる可能性もあります。

更年期の目の不調の対策には、以下のような働きのある生薬を含む漢方薬を選び、根本改善を目指します。

・加齢によるホルモンバランスの乱れを改善する

・血流をよくして目に酸素や栄養を届ける

・網膜の細胞を保護する

・水分の循環をよくしてドライアイを改善する

・自律神経のバランスを整え、ストレスが原因の目の疲れを軽減する

更年期の目の不調対策におすすめの漢方薬を、以下に2つご紹介します。

緑内障が心配な方におすすめの漢方薬

牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)

代表的な補腎剤である八味地黄丸(はちみじおうがん)に牛膝(ごしつ)と車前子(しゃぜんし)を加えた漢方薬です。高齢者のかすみ目にも効果的です。

杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)

目の使い過ぎによるドライアイ、眼精疲労のある方におすすめです。飲む目薬ともいわれ、肝と腎を補い、目に栄養を与えることで、かすみ目、疲れ目などに用いられます。

慢性的な目の不調に悩んでいる場合は、中長期的な服用で体質からの改善を目指しましょう。

ただし、漢方薬は体質との相性によっては効果が感じられなかったり、副作用が生じたりすることがあります。そのため、初めて漢方薬を飲む場合は、専門家に相談して選ぶようにしましょう。

■生活習慣を見直して目の不調を改善

目の不調を感じると、仕事中や外出中など日々のあらゆる場面で不快感を覚えてしまいます。今回ご紹介した対策方法やセルフチェックをとり入れながら、目の不調を改善していきましょう!

 

【監修医:横倉恒雄(よこくらつねお)先生 プロフィール】

監修医:横倉恒雄(よこくらつねお)先生

医学博士/医師(婦人科、心療内科、内科など)。横倉クリニック・健康外来サロン(港区芝)院長。東京都済生会中央病院に日本初の「健康外来」を開設。故・日野原重明先生に師事。病名がないものの不調を訴える患者さんにも常に寄り添った診療を心がけている。新刊本『今朝の院長の独り言』(青春出版社)は10万人の患者が癒されたポジティブなメッセージに溢れていると話題に。

【漢方部分監修者:碇純子(いかりすみこ)さん プロフィール】

漢方部分監修者:碇純子(いかりすみこ)さん

薬剤師・元漢方薬生薬認定薬剤師/修士(薬学)/博士(理学)。神戸薬科大学大学院薬学研究科、大阪大学大学院生命機能研究科を修了し、漢方薬の作用機序を科学的に解明するため、大阪大学で博士研究員として従事。現在は細胞生物学と漢方薬の知識と経験を活かして、漢方薬製剤の研究開発を行う。世界中の人々に漢方薬で健康になってもらいたいという想いから、オンラインAI漢方「あんしん漢方」で情報発信を行っている。

 

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