どんなシーンでも、人目につく「目元」。その中でも、老けた印象を作りがちなのが「くぼみ目」です。
エステティシャンの資格を持つ筆者が、自宅でできる「くぼみ目」簡単ケアをご紹介します。
◾️「くぼみ目」の原因は?
加齢により「くぼみ目」ができる主な原因としては、以下のようなものが考えられます。
・加齢による目周りの皮下脂肪・コラーゲンが減少する
・目の周辺にある「眼輪筋(がんりんきん)」が衰える
・眼精疲労が蓄積する
年齢とともに変化する目の周りの皮膚や筋肉、パソコンやスマートフォンによる狭い稼働範囲と蓄積された眼精疲労によって、「くぼみ目」が起こりやすくなります。
他にもコンタクトレンズの長期装用、花粉症やアトピーなどによる痒みで目をこする動作も原因といわれています。
◾️お家で簡単!「くぼみ目」改善3ステップ
「くぼみ目」は、状態によって美容医療が必要なケースもありますが、お家でできるケアも多くあります。
ご紹介する3つのケアは、続けて行うとより効果的です。若々しい目元印象のためにも、ぜひお試しください!
(1)目元を温める
「くぼみ目」の原因の1つであり「眼精疲労対策」として、軽く目元を温めましょう。
ホットタオルを使う場合は、軽く濡らしたタオルを30秒ほど電子レンジで温めて、人肌より少し温かい程度のものを作り、閉じた目の上に乗せます。
ホットタオルの用意を省略したい人は、目を閉じて手のひらの母指球(ぼしきゅう)で目元を軽く温めましょう。
どちらの場合でも30秒〜1分ほど行いましょう。
(2)眼輪筋トレーニング
眉毛が生えている部分を、中指と薬指を使って、少しずつずらしながら全体的に軽くプッシュします。
1カ所1〜2秒ずつ&軽く添える程度の力加減で行いましょう。
(1)でご紹介したように、目元を温めてから行うのがおすすめです。
眉毛部分をほぐしたら、指先を眉下に当てて、まぶたを少し引き上げた状態をキープします。このままゆっくりと10回ほど瞬きをします。
瞬きが早すぎたり遅すぎたり、回数が多すぎたりすると目の負担になりますので、目を開ける・閉じるをそれぞれ1秒ずつくらいのスピードでゆっくりと行います。
続いて、座った状態で視線を動かし、数字の8の字を横にしたような「∞」を描きます。
右回り・左回りで3〜5回くらいが目安です。
(3)頭ほぐし
最後に頭皮全体をほぐします。手を使っても、マッサージブラシを使ってもどちらでも構いません。
全体的に円を描くようにゆっくりとほぐしましょう。
アイクリームの使用もおすすめ
(1)〜(3)と並行してアイクリームを使用するのがおすすめです。
アイクリームを目の周りに乗せて、中指と薬指を使って優しく伸ばします。
皮膚が薄く刺激を受けやすい目元の皮膚には、摩擦が起こりにくい滑らかなテクスチャーのものがおすすめです。
現代は目周りの筋肉を酷使しやすく、可動範囲が少ない環境が多く、これらが原因で目元の変化が起こっているケースも少なくありません。日頃から疲れをほぐし、鍛えることで美しい目元をキープしましょう。
(ヘルス&ビューティーコンシェルジュ 西川美佐子)
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【参考】
※資生堂、目周りの皮膚に特有な加齢変化を発見 – 資生堂
※『新エステティック学 技術編』日本エステティック協会
※ABLC認定「ヘッドメディカリストアドバイザー検定」テキスト