腸内環境が良い状態にあることが、痩せ体質作りの要となることは、広く知られるようになってきました。
発酵食品や食物繊維を摂ることも大切ですが、腸内環境を悪化させる食べ物を控えることは、もっと大切です!
美容と健康に役立つ食スタイルを提案して19年の美養フードクリエイターである筆者が、デブ菌を増やさないためにやめたい、NGな食べ物を3つご紹介します。
■デブ菌が増えちゃう!?NGな食べ物3つ
(1)甘いもの
「デブ菌」と呼ばれる腸内細菌は、糖の分解にかかわり、身体にエネルギーをため込む性質があります。
身体をよく動かしていて、エネルギーをたくさん消費する生活を送っている間は問題ありませんが、あまり動かない生活をしていると、自然と太りやすくなってしまいます。
「甘いものが好きでよく食べる」「運動量が少ない」という自覚のある方は、甘いものを控えましょう。
どうしても甘いものが食べたいときには、飛び切り美味しい甘いものを一口食べる、はちみつやメープルシュガーなど、身体に優しい甘味料を使ったものを食べる、など少量&ヘルシースイーツで満足できる習慣を身につけましょう。
(2)動物性脂肪の多いもの
動物性脂肪もまた、デブ菌の好物です。
お肉の脂や生クリームがたっぷり使われたスイーツなど、脂肪分の多いものが好きな方は、できるだけ控えるようにしましょう。
とはいえ、好きなものを我慢するストレスもまた、腸内環境を悪化させる一因となります。
ですから、脂分の多いお肉を食べるときには水溶性食物繊維の多い海藻を一緒に食べる、スイーツを食べるときは糖や脂肪の吸収を抑える働きのあるお茶を一緒に飲むなど、吸収を穏やかにする工夫をして、少しずつ動物性脂肪の多い食事を減らすように心がけましょう。
(3)市販のドレッシングなど
私たちは、甘味に美味しさを感じるようにできているため、市販のドレッシングやタレには、必ずと言ってよいほど甘味料が使われています。
一見ヘルシーに見えるノンオイルのドレッシングなどは、コクやとろみをつけるために、多くの甘味料が使われていることもあります。
オリーブオイルや亜麻仁油などの良質オイルで手作りするのが一番です。手作りが苦手な方は、必ず原材料を確認し、液糖や人工甘味料が使われていないもの、動物性脂肪などが添加されていないものを選びましょう。
習慣的に食べていたものが、腸内環境を悪化させていることもあります。食生活を見直して、腸内環境に優しい食生活を目指したいですね。
(美養フードクリエイター・中医薬膳師 岩田まなみ)
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