今が旬のさつまいもは、甘くて美味しいのにダイエットサポートも期待できる嬉しい食品です。
栄養士・ヘルシー料理研究家の筆者が、さつまいもの痩せパワーを引き出す食べ方をご紹介します。
■さつまいもの痩せパワー
さつまいもは「準完全栄養食品」と呼ばれるほど、さまざまな栄養素を含む食品です。
さつまいもの特徴といえば、他の野菜に比べて抜きん出た強い甘みです。品種によっては洋菓子並みの甘さがあるので、「ダイエット中には避けるべき食品」と思われている方も多いのではないでしょうか。
意外にもさつまいもは、血糖値の上昇を示す指標であるGI値が低く、豊富な食物繊維が血糖値の上昇や糖質、脂質の吸収を穏やかにする働きを持つなど、ダイエットにも最適な食品です。
■痩せパワー爆上がり!さつまいもの優秀な食べ方
甘くて美味しいのにダイエット中にも安心して食べられる、夢のような食品であるさつまいもですが、どうせなら最もダイエットに役立つ食べ方で食べたいですよね。
痩せパワーがぐんとアップするさつまいもの食べ方をご紹介します。
(1)皮ごと食べる
ダイエットサポートとして注目すべき成分に、「クロロゲン酸」があります。
クロロゲン酸はポリフェノールの一種で、脂肪燃焼作用を高める働きと、糖質の吸収を抑制する働きがあるといわれています。
さつまいもの実にも含まれていますが、皮と皮の付近に非常に豊富に含まれているので、皮ごと食べることがおすすめです。
そうはいっても、皮を除いて調理している方も多いと思います。その皮はゴミ箱に入れずに、オーブンに入れるようにしましょう!
皮を食べる「ノンフライのさつまいもの皮チップス」
皮の水分をキッチンペーパーで除き、オーブンの鉄板に並べて、オリーブオイルと塩をかけて焼くと、ノンフライのさつまいもの皮チップスができあがります。
さつまいも中サイズ1本分の皮であれば、オーブンの加熱時間は220℃で10分を目安に調節してみてください。
さつまいもの甘みがほんのりと香り、「皮は苦手」という方でも美味しく摂取することができます。
(2)冷やして食べる
さつまいもといえばアツアツの焼き芋やふかし芋が代表的ですが、実は意外にも冷まして食べても美味しいのです。
そして、むしろ冷ました方が痩せパワーがアップします。
その秘密は、冷ますことで増える成分「レジスタントスターチ」にあります。
レジスタントスターチは小腸で吸収される他のデンプンとは異なり、大腸まで届くとされるデンプンです。働きとして腸内環境を良好に保ち、老廃物の排出を促進する働きが期待できます。
この成分は冷やす過程で増えていくので、急冷するよりもゆっくり冷ました方がより効果的です。
冷たいのが美味しい「焼き芋の半解凍」
ぜひ試していただきたい冷しさつまいもの食べ方は、焼き芋を一度冷凍してから半解凍する方法です。
まるでアイスクリームのような滑らかな食感になり、ダイエット目的抜きでも美味しいくいただけますが、痩せパワーも高まるので、ぜひお試しください。
この秋は、天然のデザート、さつまいもを食べながら、美味しく痩せ体質にスイッチしましょう!
(栄養士・ヘルシー料理研究家 fumie)
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