40・50歳になると、「見た目がなかなか引き締まらず、太りやすくなった」と感じる人は多いでしょう。
女性の体型改善専門パーソナルトレーナーの筆者が、太りやすくなる理由とNG習慣、おすすめの改善策をご紹介します。
■太りやすくなる原因は?
痩せにくく太りやすくなった原因の一つに、血流が悪くなることがあります。特に見た目の太りやすさに、血流の良し悪しは大きく影響します。
そして、血流が悪くなると太りやすくなる原因は、主にむくみによるものです。
むくみは体内の余計な水分が溜まった状態です。脂肪ではありませんが、見た目にもサイズにも影響が出て太りやすくなります。
血流が悪くなるとむくみも流れにくくなり、どんどん溜まっていってしまうのです。
ですから、むくみをためにくい体にすることが、痩せ体質を作る上でとても大切になります。
■血流が悪くなるNG習慣
血流に大きく影響するのは普段行っている習慣です。
血流が悪くなるNG習慣を紹介します。
座りっぱなし
座りっぱなしは血流を悪くする大きな原因です。
ずっと同じ姿勢をとり続けるということは筋肉が動かされず、血流が良くなるような働きかけがないということ。
加えて、座り姿勢でデスクワーク自体が血流に良くありません。お尻・もも裏が座面と体重によって圧迫されたり、首・肩周りに力が入りっぱなしになり、血流が阻害されます。
ですから、特にデスクワークの方々は注意しなければいけません。
運動不足
日常的に運動習慣がない人は、血流が悪くなりやすいと考えられます。
運動習慣がないと毛細血管が徐々に衰えたり、心臓が血液を送り出す力が鍛えられないため、体のすみずみまで血液が行き届かなくなります。
筋肉の伸び縮みも起こらないため、血液の流れも滞ってしまいます。
サイズの合わない靴・下着
サイズの合わない靴や下着をつけることも、血流を悪くする原因です。局所的に食い込むことで、血管を圧迫して血流を悪くしてしまう原因になる場合があります。
「最近、体重が増えて、身につけるものがキツくなった」と感じる人は、身につけるものを見直してみても良いかもしれません。
■血流を良くする痩せ習慣
血流を良くするためには、日常の過ごし方がとても大切です。
日常で行うべき、血流を良くする痩せ習慣を紹介します。
筋トレ
血流を良くするためにおすすめなのは「筋トレ」です。
筋肉を伸び縮みさせることで、血流が良くなります。
さらに、運動習慣のない人は、毛細血管が発達し、心臓が血液を送り出す力も強くすることができます。
筋肉量を増やす効果も大きく、見た目が引き締まりやすいため、とてもおすすめです。
有酸素運動
筋トレと同じくらいおすすめなのが有酸素運動。筋肉量を増やす効果は弱いですが、心臓や毛細血管をより発達させてくれます。
筋トレに比べてとても手軽に始めることができますし、通勤・退勤時に一駅分歩くなど、暮らしや移動のついでにできるのがメリットです。血流を良くする習慣としてとてもおすすめです。
30分〜1時間に1回立ち上がる
デスクワークの方は30分〜1時間に1回程度、立ち上がったり、歩き回ったりすることが効果的でしょう。
座りっぱなしで血流が悪くなる原因は、筋肉を動かさないこと、そしてお尻やもも裏の圧迫です。であれば、たまに立ち上がり筋肉を動かし、お尻やもも裏の圧迫から解放してあげることが効果的になります。
大きな動きをする必要はありませんが、定期的に体を動かし、血流を良く保ちましょう。
引き締まった体型を保つためには体重管理はとても大切ですが、日常生活でもできるだけ体を動かして血流を悪くしないことが大切です。日々意識して、血流が良い状態を保ち、美しい体型を保ちましょう。
(パーソナルトレーナー 藤本 千晶)
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