年末年始に増加してしまった体重をなんとかしたいと思っていても、なかなか動きづらいもの。40・50代は、毎日の軽いストレッチやウォーキングで無理なくボディをキープしたいですよね。
代謝の落ちやすい冬は、「入浴法」を味方につけてむくみを取るのがおすすめです。肌育美容家の筆者が、むくみをとって痩せ体質に導く入浴法をご紹介します。
■脂肪の種類
「白色脂肪」と「褐色脂肪」という言葉を聞いたことがありますか?
脂肪には種類が2つあり、白色脂肪は脂肪そのものを蓄える役割があります。もう一つの褐色脂肪は、冬眠する動物がたくさん保持している脂肪で、冬眠中のエネルギー消費を抑えながら春の訪れとともに身体を温める役割があります。
人間にも褐色脂肪が存在し、肩甲骨周りや首の周りにあるのだそう。褐色脂肪は冷たさを感じると活性化し、脂肪を減らす効果が期待できます。
褐色脂肪を働かせる入浴法
褐色脂肪を働かせる入浴とは、温かいシャワーと冷たいシャワーを交互に浴びる方法です。温水シャワーを30秒、冷水シャワーを30秒、交互に5回ほど繰り返せばOKです。
ただし、冬の間は浴室をきちんと温めて、冷水の温度も無理のない範囲にしてください。
■入浴の前後には水分補給を
入浴後には喉が渇いて水分補給をしますが、入浴前にも同じように白湯や常温の水をコップ1杯取るようにしてください。発汗しやすくなり、むくみ取りの手助けをします。
また、ノンシュガーの炭酸水でもOKです。身体の中から巡りを促すアプローチをしましょう。
■入浴剤にも一工夫
真水を沸かしたお風呂は、すぐに湯冷めしやすいです。
温泉気分が味わえる入浴剤ではなく、「死海の塩を使ったもの」や「エプソムソルト」「重炭酸」「発汗系」「しょうが入り」など、短時間で身体を温める効果が期待できる入浴剤を選びましょう。
■入浴後、つま先立ちでポンプ機能を強化
入浴後も、むくみ取りをしましょう。
身体を拭きながら、10回ほど両足でつま先立ちを繰り返してください。“第2の心臓”ともいわれる「ふくらはぎ」を刺激して、むくみ解消を促します。
■就寝の60〜90分前には入浴をすませる
身体の水分を排出するには、2〜3時間ほどが必要です。本来ならば、就寝の数時間前に入浴をすませておきたいものです。
副交感神経にスイッチが入れ替わって、体温が下がってきたらベッドに入りましょう。真冬は湯冷めしやすいので、温かく過ごすようにしてください。
痩せ体質を作るためのむくみとりには、「入浴」がとても有効的です。もちろん、半身浴やマッサージが一番おすすめですが、それ以外にもアイデアがたくさんあります。ぜひ、参考にしてみてください。
(肌育美容家 今泉 まいこ)
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