「毎日きちんと歯を磨いているつもりでも、歯の黄ばみが目立つ」といったお悩みはありませんか?
加齢によって、黄ばみが加速することもあるのだそう。
肌育美容家の筆者が、40・50代が見直したい、歯の黄ばみを招く習慣とその対策方法をご紹介します。
️■更年期で口腔内の環境も変わる!?
40・50代になり女性ホルモンのバランスが乱れると、口腔内でも大きな変化を感じる場合があります。
「エストロゲン」の分泌量が減ると肌やデリケートゾーンが乾燥気味になるのと同様に、口腔内でも唾液不足が起きやすくなります。いわゆる、ドライマウスの状態です。
唾液には口腔洗浄の役割もあるため、唾液が減ることで汚れがそのまま歯に着色し、黄ばみにつながります。それに加えてNG習慣を続けていると、さらに黄ばみが加速する可能性も。
ドライマウスを防ぐためには、鼻呼吸を心がける、普段から食事中はよく噛むようにする、こまめな水分補給をする、口まわりの筋肉を意識的に動かすなどのセルフケアが大切です。
■歯の黄ばみを招くNG習慣3つ
(1)色素沈着を招く食べ物の摂りすぎ
普段、何気なく口にしている食べ物や飲み物が、色素沈着の原因につながる場合があります。
例
・赤ワイン
・コーヒー
・紅茶
・ウーロン茶
・ココア
・チョコレート
・カレー
「ポリフェノール」や「カフェイン」を含むものや、スパイス系にも注意が必要です。
対策方法
上記の食べ物や飲み物を毎日のライフスタイルに取り入れている人は、着色を招かないよう、食後すぐにマウスウォッシュを使うなどの工夫をしてください。
(2)歯の磨きすぎ
歯の黄ばみを気にするあまり、ついブラッシングの際に力を入れすぎてはいませんか?
研磨剤の入った歯磨き粉を使用し続けると、歯の外側を覆う「エナメル層」が薄くなり、微細な傷をつけてしまいます。
その部分から着色が始まり、黄ばみを招くこともあるのだそう。
対策方法
磨き残しや力の入れすぎを防ぐためには、電動歯ブラシを使うことも一つのアイデアです。
また、歯間ブラシやフロスを使用して、口の中に汚れを残さないようにしましょう。
長年の習慣により歯の磨き方にクセがついてしまった人は、もう一度、歯科医で正しい歯の磨き方をおさらいすると良いでしょう。
(3)寝ている間の、食いしばり&歯ぎしり
意外と多いのが、就寝中の食いしばりや歯ぎしり。奥歯に力がかかり、自分では気がついていない間に歯を傷つけていることもあります。
また、歯の黄ばみだけでなく、欠損を招いてしまうかもしれません。
対策方法
就寝アプリなどを使うと、寝ている間の歯ぎしりやいびきを音声で記録できます。
「もしかしたら」と心当たりのある人は、まずご自身で確認してみてください。
歯科医で摩擦を防ぐためのマウスピースを作ったり、咬筋にボツリヌス治療を行う積極的な方法もあるので、専門医に相談してみてください。
「歯の黄ばみ」は清潔感がなくなるだけでなく、老け見えの大きな一因です。数ヶ月に一度の歯科医でのクリーニングはもちろん、毎日の生活習慣も改めて、健康的な白い歯をキープしましょう。
(肌育美容家 今泉 まいこ)
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【参考】
※更年期に増えるドライマウス 口の乾きの原因と対策 – ギミック
※唾液分泌に影響する主な要因 – キッセイ薬品工業
※歯が黄色くなる8つの原因と治療法 – 池田歯科大濠クリニック